誤解が生じやすい 有給・勤務時間ルール【人事・労務ルール作り】
「そんなこと言わなくてもわかるだろう…」ということや、院長ご自身が知らなかった世の中の勤務ルールを従業員から突然投げかけられた経験はございませんか?(公開:2017年3月24日、更新:2023年4月18日)
誤解が生じやすい有給・勤務時間ルール
勤務時間や休日・休暇の取り扱いは、労働者、使用者、双方にとって、金銭や個人の価値観や生活が絡みあう、切実でもありややこしいテーマです。
院としてルールを明確に示すことが必要である一方、世の中の常識や法令により、動かしがたいルールもあります。院長に全くその気がなくても、「うちの院はブラックだ…」と言われないように、きっちりとした法令の理解と院のルール作りが必要です。
【事例】こんなときどうする!?有給休暇(有給)を要求するスタッフ
入社して6か月になる受付スタッフの近藤さん(仮名)が、「院長、来月旅行に行くので〝有給?をとらせてください」と言ってきた。
山田院長(仮名)は、「うちは有給の制度は設けてないから駄目だよ」と返したが、近藤さんも「前に勤めていた会社ではもらってましたよ!」と譲る気配がない。
そもそも、まだまだ少人数で運営している院のため、とても有給など与えている余裕はなく、認めることは釈然としない。
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