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関節可動域
2017.12.22

関節可動域

筋肉が動き骨を動かすことで、私たちの身体は運動したり姿勢を保ったりすることができます。その骨と骨の間にある組織が関節です。関節の役割は、動きの支点となり力を伝えること、そして力が伝わる角度と方向をコントロールすることの2点と考えられます。

ROMテスト

筋肉が動き骨を動かすことで、私たちの身体は運動したり姿勢を保ったりすることができます。その骨と骨の間にある組織が関節です。関節の役割は、動きの支点となり力を伝えること、そして力が伝わる角度と方向をコントロールすることの2点と考えられます。

リハビリの評価法であるROMテストは、体の各関節が生理的に運動することができる最大範囲を検査する評価法であり、関節の構築学的異常や軟部組織伸張性についての情報を得ることができます。ROMはRange Of Motionの頭文字であり、関節可動域と訳されます。

関節可動域が正常に保たれるためには、関節の構成体である骨・軟骨・関節包・靭帯に異常があってはなりません。さらに、骨運動が起こった際には、その運動の拮抗側に存在する筋・神経・皮膚等の軟部組織に十分な伸展性が必要となります。ROMは関節の可動範囲と捉えられますが、器官としての関節に神経や筋など、他の器官は含まれません。関節の機能が、動かされるという他動的機能であることから、これらを制限する原因として、関節を取り巻くこれら関節包外器官の伸展性の喪失も含んで明確にするべきです。

関節可動域が実用的に機能するためには動く範囲(量としての関節可動域)も重要ですが、潤滑機構(質としての関節可動域)も重要です。関節は、関節包に覆われており、さらにこの関節包の中は関節の動きをなめらかにする滑液で満たされています。この潤滑機構が正常に働かないと、滑液が不足し、サビついて固まったような状態になります。関節可動域が実用的に機能するためには、量としての関節可動域と、この質としての関節可動域が揃う必要があり、これらが失われた時には関節可動域制限(ROM制限)として現れます。量として余裕のある関節可動域を確保し、質として摩擦抵抗の軽減による運動の効率化を図ることがROM制限の改善の条件と言えます。

執筆者
石垣 雅則Ishigaki Masanori
・過去50院以上の接骨院を運営およびコンサルティング経験あり ・多くの院長、接骨院チェーンのSVへの研修を行ってきた実績を持つ ・圧倒的な身体に関する知識を有する 柔道整復師
よりよい施術を探し続ける探究者

現在も現場で多くの患者に触れており、改善を繰り返しながら新しい施術法を開発する。 柔道整復術だけではなく鍼灸、整体、カイロ、機材、テーピング、指圧、トムソン、腰痛など種類問わず身体に関する理論・技術を貪欲に追い求め、自身の技術に組み合わせ続けてきた。 院長業務を兼任しながら、HONEY-STYLEの自費メニュー開発、ほねつぎブランドの技術研修総合指導を務める。 現在はアトラ株式会社において、全ての技術指導、技術開発を務め、ほねつぎブランドにおいての指導強化にあたっている。 ほねつぎチェーン スーパーバイザー。

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