1. HOME
  2. 記事
  3. 接骨院開業までのながれ

接骨院開業までのながれ

接骨院を開業するためには、何を、どのタイミングで、どのように実行すればよいのでしょうか。
これだけは押さえておくべきという、基本的な流れや手続きについてご紹介します。

施術管理者の要件を確認

まずは、柔道整復施術療養費の受領委任の取扱いを管理する「施術管理者」になるための要件をクリアしているか確認しましょう。
これまでは柔道整復師の資格のみとされていましたが、平成30年4月から新たに資格取得後の実務経験と2日間の施術管理者研修の受講が義務付けられました。
平成30年4月以降に受領委任の届出を行う際は、従来の届出書類に加え、実務経験期間証明書の写しおよび施術管理者研修修了証の写しの添付が必要となります。

施術管理者要件と申請方法

施術管理者要件と申請方法

受領委任の届出に必要な、接骨院の施術管理者要件について解説しています。

 

接骨院の開業準備

開業のためにある程度のスケジュールを決める必要があります。
「いい物件があったら開業しよう」「300万円ぐらい貯まったら開業しよう」と思っていては、いつまでたっても開業することができません。開業を現実のものにするために、まずは開業予定日を決定してから、それに合わせ行動を起こすことが大切です。
そして次にすべきことは、あなたが将来持つであろう接骨院・鍼灸院のコンセプトを決めることです。

接骨院のコンセプトの作り方

接骨院のコンセプトの作り方

接骨院を開業する際には、コンセプト設計を行います。どんな患者さまに来院いただきたいのか、どんな商圏や内外装のデザインにするかなど、具体的にイメージを膨らませることが大切です。

 

接骨院の開業前に資金繰りを考える

接骨院・鍼灸院を開業・運営するために必ず必要となるものが「お金」です。自己資金と相談し、必要であれば資金調達の方法を検討し、事業計画を立て、開業費用を探っていく必要があります。
一般的に、接骨院の開業時には数100万円~1,000万円前後の資金が必要といわれています。工事費や施術機器、家賃や人件費など接骨院開業に必要な費用を概算して、資金の大枠を決定します。
資金の大枠が決まったら、どのように資金を集めるかを検討します。

日本政策金融国庫で資金を調達するとは

日本政策金融国庫で資金を調達するとは

接骨院・鍼灸院の開業資金は、運転資金を含めると恐らく数百万円が必要となります。自己資金のみで全てを賄うのは現実的に考えても一握りの人だけです。しかし、銀行からは借りられない…となれば、心強い味方となるのが、「日本政策金融公庫」です。

 

事業計画をたて「資金計画」と「収支計画」を検討する

「事業計画」とは、接骨院開業時にどのくらいの資金が必要になるかを検討する「資金計画」と、開業後の収支を予測する「収支計画」を検討することです。
この2つをもって大切な決断をしたり、今後の経営方針を決定づけることができます。

  • 家賃はいくらか
  • どんな施術メニューがあるのか
  • どんな施術機器を使うのか
  • 什器、備品はいくつ設置するのか
  • スタッフを雇用するのか
  • どんな集客方法にするのか
  • 保険請求はどうするのか

事業計画の書き方

事業計画の書き方

事業計画書は、これから接骨院事業をどのように展開していくかを決定するための、羅針盤のようなものです。また、事業資金を調達するために不可欠な書類とも言えます。金融機関から信用を得るためにも、要点をおさえ作成する必要があります。

 

施術所の立地を選定する

接骨院・鍼灸院を開業するにあたり、立地の選定についてどのように考えていますか?それは、施術所のコンセプトに合致していますか?
自身が得意とする症状や年齢層によって場所を選びます。いくつか候補を出し、実際にそのエリアや物件の雰囲気、周辺施設を確認し、接骨院のコンセプトにあった地域や物件を選びましょう。
また、地域の人口や同業者の数や場所、人の流れなどの調査をすることも大切です。

1)地域の商圏をしっかりと把握する
接骨院・鍼灸院の商圏はだいたい半径1km 圏と言われています。周辺の人口や年齢層、世帯数の把握も必要です。

2)実際に足を運んでみる
何度も現地に足を運び、地域の特性や交通アクセス、金融機関や飲食店、周辺の環境、雰囲気などを確認することです。
例えば、このようなことを確認するとよいでしょう。

  • どんな施術メニューがあるのか
  • どんな施術機器を使うのか
  • 什器、備品はいくつ設置するのか
  • スタッフを雇用するのか
  • どんな集客方法にするのか
  • 保険請求はどうするのか

また、接骨院の物件で賃貸契約を行う際に、「居抜き物件」という選択肢もあります。
居抜き物件は一から内装工事を行わずに、初期投資を抑えることができ、短い期間で開業できるメリットがあります。
しかし、早く開業したいからと言って、物件の設備や契約条件のみで決めてしまっては後で後悔する場合もあります。

居抜き物件選びのポイント

居抜き物件選びのポイント

接骨院・鍼灸院を開業するにあたり、物件選定についてどのように考えていますか?院のコンセプトに合致していますか?物件選定のポイントについてご説明します。

 

接骨院の内装レイアウトや改装工事

物件の次は内装のレイアウトデザインや看板などの外装まで、自院のコンセプトに沿い、かつ地域のニーズに合ったものに改装する必要があります。
そして、柔道整復師法施行規則により、接骨院・鍼灸院の施術所は施設基準を満たさねばなりません。

施術の流れをふまえて動線や施術機器の設置スペース・コンセントの配置などもすべて考慮して、一度、ご自身で平面図にイメージするレイアウトを描くことをおすすめします。
開業している先輩や施術機器業者にアドバイスを求め接骨院の内容を理解している内装業者に相談して、正式にレイアウトを作成してもらい工事を始めましょう。この時、電気総容量を忘れずに確認しておきましょう。

接骨院・整骨院の施設基準

接骨院・整骨院の施設基準

施術所を開設する場合には、施設の基準が定められています。構造設備の基準を押さえ、慎重に業者を選びましょう。

 

施術機器、備品の選び方

接骨院の経営を左右するほど重要な役割をもつのが、施術機器の選定です。開業場所や患者層、施術方法に合ったものを中心に、予算内で優先順位をつけ選定しましょう。
施術機器は、体験してからの導入がおすすめです。限られた予算のなかで最大限の効果を上げることができる様に、院のコンセプトに合わせ施術機器を見極める必要があります。
納品に時間がかかる機器もあるので、期間に余裕をもって発注しましょう。

施術機器は購入とリース、どちらがよいのか

施術機器は購入とリース、どちらがよいのか

施術機器の種類やその時の財務状態などで、購入とリースどちらが最適かは異なります。この機器は何年使うつもりで設備投資するかなど、経営に対する考え方の違いや資金の額によりケ-スバイケ-スですので、購入するのとリースとで一概にどちらがよいとは断言できません。

 

接骨院の開設届

必要な手続きや届出、申請を忘れていたり、知らなかったために手続きをしていない場合、開業時から保険請求の取扱いが出来ないケースも出てきます。
開業が決まってから出来るだけ早い段階で書類を揃え、スムーズな開業を目指しましょう。

開業に必要な手続き
(1)開設届を提出
(2)保険請求の準備
(3)各届け出機関の番号を取得(主な機関︓共済組合・防衛省・労災)

税務署への届出
個人事業主として開業する場合は、納税地を所轄する税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出する必要があります。事業の開始の事実があった日から1月以内に提出することとなっています。

接骨院開業時に必要な開設届けと受領委任等の申請方法

接骨院開業時に必要な開設届けと受領委任等の申請方法

施術所開設届とは、保健所が承認する届出書であり、各必要添付書類と合わせ提出し、保健所より承認を受けるものです。

 

保険請求団体の選定

新規開業、個人請求からの切替、請求団体の乗り換えなど、療養費請求団体を検討するタイミングは様々です。新規開業をしたり、請求団体の乗り換えをするのであれば、妥協せずに選択したいものです。
よくわからないまま知人の勧めで入会してしまい「こんなはずではなかった」と思っても、そこからまた団体を変更するにはお金も時間もかかります。
そもそもこの業界の請求団体は公開されている情報が少なく、そういった理由からも比較検討する際何を基準にすればよいかわからない場合がほとんどです。

「請求団体なんてどこを選んでも一緒だ。」「付き合いがあり、所属する団体は変えられない。」という考えを持っているのであれば、上記のような悩みは恐らく生まれないでしょう。
しかし、「請求団体にはこだわりたい。」「欲しいサービスや安心を得たい。」「成功ノウハウがあり、そのための方法を知りたい。」ということであれば、請求団体を選ぶ上で大切なポイントを把握しておく必要があります。

療養費請求団体を選ぶための5つポイント

療養費請求団体を選ぶための5つポイント

「これを基準に請求団体を選べば失敗しない5つのポイント」についてお伝えします。

 

療養費の基礎講座

療養費の基礎講座

接骨院で必ず必要な療養費の請求業務。「療養費とはどういうものか」「請求業務とはなにか」「受領委任とは」などをわかりやすく解説しています。

 

院内オペレーションの検討

オペレーションというと、店舗の中でのスタッフの動きをイメージするかもしれませんが、ビジネスシステムの設計・マネジメントに関することと考え、オペレーションを検討しましょう。
例えば、在庫管理であれば「配置」「仕入れ」、患者様対応であれば「接客」「シフト」、施術技術であれば、「マニュアル化」「カリキュラム設計」など幅広い内容になります。

人材を採用して接骨院や鍼灸院を開業する場合は、特にこの院内オペレーションを検討することで、どんな人材が欲しいかが見えてきます。
もちろん、実際に開業してからどんどん変化するものですから、まずはざっくりとした概要だけでも考えるようにしましょう。

接骨院におけるオペレーションのポイント

接骨院におけるオペレーションのポイント

接骨院の運営において、どのような人員配置で、どのような施術ステップで満足度を上げるか、という院内オペレーションを設計することは非常に大切です。

 

人材採用と教育

求人募集数に対して応募がはるかに少ない超売り手市場が社会問題になっている現在、企業にとって人材確保は頭を抱える課題の一つになっています。
暮らし方、働き方が多様化してきた現在。古い風習には良いことがたくさんありますが、考え方も多様化するようになった今となっては、昔のやり方ばかりを押し付けてしまっては人が寄ってきません。

その接骨院にとって、今から様々なことを吸収していく「新卒」がいいのか、即戦力になりうる「中途採用」がいいのか、まず2択に大きく分かれます。
また、施術所のコンセプトやオペレーションに合わせ、たとえば「姿勢に興味がある」「スポーツ関係に強い」など要望が多数あると思います。それを加味して人材を採用する必要があります。

接客接遇、診断力、技術力などの研修カリキュラムが多数

接客接遇、診断力、技術力などの研修カリキュラムが多数

アトラ株式会社が運営するほねつぎ鍼灸接骨院チェーンでは、手技や機材を使った技術研修はもちろん、接骨院の基本となる接客・接遇にも力を入れています。

 

広告戦略、各種ツールの準備

接骨院開業の際に必要なオープンチラシ、名刺、ホームページ制作など、様々なツールを制作する必要があります。

接骨院・鍼灸院を開業で必要なツール

  • 施術券
  • 問診票(カウンセリングシート)
  • 院内POP
  • 名刺

これらのツール作成時には、接骨院改装時の看板デザインや内装を決めた際のテーマカラーやコンセプトイメージを意識しながら作成を進めていきましょう。
ツール作成や印刷手配は時間も手間もかかりますので、一括で引き受けてくれる業者に相談してみることもおすすめです。

意外なものが開業前の宣伝になることも!?費用対効果が高いもののひとつに「口コミ」が挙げられます。

「△△のため、○日~○日まで内装工事を行います。工事中は近隣の皆様にご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます」

といったメッセージが書かれた貼り紙が店舗のシャッターに貼ってあるのを見かけたことはありませんか?このメッセージには工事中の騒音等に対するお詫びが含まれているわけですが、同時に「あの場所に接骨院ができるのか」という話題を提供し、近隣の住民の方々の関心を引くことにも繋がります。

接骨院の宣伝ツール・広告

接骨院の宣伝ツール・広告

接骨院開業の際に必要なオープンチラシ、名刺、ホームページ制作など、口コミを生むための宣伝広告について解説します。

 

プレオープンの準備

プレオープンとは、「プレ=その前に」という英語の意味の通り、本格的に新規オープン、リニューアルオープンする前に、1日または数日間試験的に院を営業することを指します。プレオープンを行うかどうかは、院にとってのオペレーションの重要度と複雑さに比例します。

プレオープンの目的

  • トレーニングを兼ねた試運転ができる
  • 宣伝活動

つまり、プレオープンをおこなうことで「接客の質を上げられる」、「機器、設備などの不備がないか確認できる」「接客のオペレーションがスムーズになる」「宣伝効果、集客効果、販促効果が期待できる」など様々なメリットがあります。

接骨院開業

接骨院のオープンは、あくまでスタート地点です。経営を軌道にのせるため、オープン後も施術家として日々学び、努力を続けていくことが必要です。

優れた経営者に共通するたった1つの資質

優れた経営者に共通するたった1つの資質

様々なタイプの接骨院経営者と話す中で、優れていると感じる方が必ずと言っていいほど持ち得ている“ある資質” があります。