見落としがちな開業時の施術機器・備品
接骨院・鍼灸院の開業場所も決まったら、次に必要なことは施術機器や備品の選定です。メーカーやディーラーを通じ、しっかり機器や備品を選定しておかないと、いざ購入してみたら配置できなかった、考えていたよりコストがかかったというようなことも。そうならないための機器・備品の選定方法をお伝えします。
施術機器の選定

接骨院の施術といえば、施術者の「手」によるものですが、施術者の体力や一定の再現性ということを考慮すると、やはり施術機器が必要になるのではないでしょうか。とりあえずで機器を購入すると、「あまり効果が出ない」「購入したけれど使っていない」など、後々の問題が発生するだけでなく、施術効果も売上も上がらない、ということになりかねません。
資金が潤沢にあるのであれば、「次の機器を導入しよう」という選択肢も広がりますが、実際は機器ひとつ導入するにも二の足を踏んでしまうものです。限られた予算のなかで最大限の効果を上げることができる様に、院のコンセプトに合わせ施術機器を見極める必要があります。
ベッドの選定やその他備品

こだわっていただきたいのが施術ベッドです。
施術用ベッドは大きさや幅、硬さなど、患者さまが心地よいことはもちろん、施術のしやすさを考慮して選定したいものです。納品まで時間がかかる場合もありますので、早めに押さえておきましょう。思っていたものと違うから返品したいとならないために、こだわって選定をする必要があります。
また、施術ベッドの他にもタオルやテーピング、鍼や灸、使い捨てのフェイスペーパーや消毒スプレー、文房具や施術券、ヒアリングシートにオープニング時の粗品など、開業には様々な備品・消耗品が必要です。全て準備できていると思っていても、必ず忘れてしまうものですので、揃えておきたいリストを作って確認をしておくとよいかもしれません。
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