トラブル防止に絶対不可欠 退職ルールの定め方【人事・労務ルール作り】
退職時は、特に多くの労務トラブルが顕在化するタイミングと言えます。すべてのスタッフとハッピーエンドを迎えることは困難でしょう。だからこそ、トラブルを回避し、院を守るためのルール作りを事前に行うことが不可欠です。
トラブル防止に絶対不可欠 退職ルールの定め方
多くのスタッフは、在職中にはいろいろと思うところがあったとしても、角が立つことを恐れて多くを語らないでしょう。
しかし退職するとなると、感情論や人間性が表面化し、思いもよらないトラブルが発生します。
経営者としては決して一時的な感情に流されず、後腐れを残さないよう、処理することができるルールをあらかじめ定めておくことが肝心です。
【事例】 こんなときどうする!? 「会社都合の退職だ」と主張するスタッフ
管理柔道整復師だった田中君から、ある日「今月退職したい」旨の申し出があった。
突然の申し出に、急ぎ有資格者の採用に動いたがすぐに採用できるはずもなく、田中君は担当の患者さまに関する引き継ぎすらもまともにできないままに、さっさと退職してしまった。結果、院長は途方に暮れるしかない状況に陥った。
さらに退職後、しばらく経って田中君から連絡が入った。「業務内容が採用時の話と食い違っていたため、やむなく退職を余儀なくされたのだから、自己都合退職ではなく会社都合退職にしてほしい」と言うのだ。
院としてはそこまでの食い違いがあったようには思えなかったが、退職する際に「退職願」などの書面を受け取っておらず、口頭での申し出であったため、言った、言わない、の水掛け論に巻き込まれてしまった。
どうすれば防げただろうか。
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