トラブル防止に絶対不可欠 退職ルールの定め方【人事・労務ルール作り】
退職時は、特に多くの労務トラブルが顕在化するタイミングと言えます。すべてのスタッフとハッピーエンドを迎えることは困難でしょう。だからこそ、トラブルを回避し、院を守るためのルール作りを事前に行うことが不可欠です。
トラブル防止に絶対不可欠 退職ルールの定め方
多くのスタッフは、在職中にはいろいろと思うところがあったとしても、角が立つことを恐れて多くを語らないでしょう。
しかし退職するとなると、感情論や人間性が表面化し、思いもよらないトラブルが発生します。
経営者としては決して一時的な感情に流されず、後腐れを残さないよう、処理することができるルールをあらかじめ定めておくことが肝心です。
【事例】 こんなときどうする!? 「会社都合の退職だ」と主張するスタッフ
管理柔道整復師だった田中君から、ある日「今月退職したい」旨の申し出があった。
突然の申し出に、急ぎ有資格者の採用に動いたがすぐに採用できるはずもなく、田中君は担当の患者さまに関する引き継ぎすらもまともにできないままに、さっさと退職してしまった。結果、院長は途方に暮れるしかない状況に陥った。
さらに退職後、しばらく経って田中君から連絡が入った。「業務内容が採用時の話と食い違っていたため、やむなく退職を余儀なくされたのだから、自己都合退職ではなく会社都合退職にしてほしい」と言うのだ。
院としてはそこまでの食い違いがあったようには思えなかったが、退職する際に「退職願」などの書面を受け取っておらず、口頭での申し出であったため、言った、言わない、の水掛け論に巻き込まれてしまった。
どうすれば防げただろうか。
この記事は会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
登録すると続きをお読みいただけます。
既に会員登録をお済ませいただいている方は、
ログインページよりログインしてお進みくださいませ。
アクセスランキング
-
1柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
2接骨院の集患講座
-
3柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
4柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
5柔整師・鍼灸師の施術メソッド
関連記事
-
はじめての開業
-
はじめての開業
-
はじめての開業
開催中のセミナー
-
2024.10.6 大阪
関連記事
-
2021.04.28開業後「失敗した」にならないための内装方法は?物件が決まったからといって、そのまま接骨院・鍼灸院として使用できるわけではありません。内装のレイアウトデザインや看板などの外観まで、自院のコンセプトに沿い、かつ地域のニーズに合ったものにする必要があります。また、接骨院・鍼灸院には「構造設備基準」を守る必要があります。各保健所によって基準が異なる場合があるため、内装工事を始める前に確認しておきましょう。(公開:2019年12月13日、更新日:2021年4月28日)
-
2021.04.23開業前に要チェック!受領委任を取扱う「施術管理者の要件」とは?施術管理者とは、施術所における療養費の受領委任に係る取扱い全般の管理者のことです。以前は、柔道整復師、はり師、きゅう師又はあん摩マッサージ指圧師の国家資格を有していれば施術管理者になることができました。しかし、柔道整復は2018年4月から、はり、きゅう師、あん摩マッサージ指圧では2021年1月から、施術管理者の要件として実務経験と研修の受講が要件とされました。施術管理者となるための要件について、それぞれ詳しく解説を行います。(公開:2018年7月9日、更新:2021年4月23日)
-
2024.05.10入り口で揉めないための採用ルール新しい人材を雇用する際に、思いもしなかったトラブルが発生した経験はございませんか。トラブルが発生したら先生ならどうしますか?(公開:2017年1月25日、更新:2024年5月10日)
会員数22,710人
アトラアカデミーに無料会員登録すると
-
法令など業界の
最新情報をGet! -
オリジナル動画が
見放題 -
実務に役立つ資料を
ダウンロード