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「痛み」を伝導するC線維の触覚機能
2020.01.20

「痛み」を伝導するC線維の触覚機能

皮膚は、生命維持のため身体内外の変化を敏感に察知します。さまざまな感覚受容器があり、温・冷覚や痛覚を感知する神経線維には、接触による「気持ち良い」「気持ち悪い」という感情を喚起させるものもあるようです。

痛みの感覚には 2種類ある。

環境変化の刺激を中枢神経に伝えるために、感覚受容器によって刺激は電気信号に変換されます。皮膚においては、さまざまな感覚受容器がありますが、温・冷覚や痛覚を感知するのは侵害受容線維とよばれる神経線維(自由終末)であり、侵害受容器に侵害刺激が加わると、活動電位を発生し侵害受容線維を伝導する仕組みとなっています。

痛みには、怪我をした瞬間に感じる針で刺されたような痛みと、その後に続くジンジンした痛みがあります。前者の鋭い痛みは「一次痛」と呼ばれており、主に機械的侵害受容器で受容され侵害受容繊維を伝導します。後者の鈍い痛みは、主にポリモーダル受容器で受容されます。これを「二次痛」といいます。

神経線維の分類

末梢神経は、髄鞘の有無・直径・伝導速度の速さなどによりA・B・Cに分類されています。このうち、末梢からの刺激・興奮を中枢へ伝達する求心性繊維は、有髄のA線維と無髄のC線維です。さらにA線維は伝導速さで分類されており、速い順にAα・Aβ・Aγ・Aδに分けられています。
その中のAδ線維、そしてC線維が痛みを伝える侵害受容線維となります。

・Αδ線維(一次痛)
鋭い痛み・速い痛みを伝える。局在が明瞭であり、刺激とともに消長する。髄鞘を有し、跳躍伝導が行われるため伝導速度は速い(12~30(m/s))。

・C線維(二次痛)
遅い痛み・鈍い痛みを伝えるが、局在が不明瞭である。刺激が消えても痛みは残る。痛覚以外に「かゆみ」の受容器でもある。伝導速度は遅い(0.5~2(m/s))。

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