結局全てはここに行き着く~経営理念の定め方【人事・労務ルール作り】
就業や賃金等の全てのルールの根幹にあるのが「経営理念」であり、院の全員で共有すべき考え方です。
院内における「考え方の正解」を示す
院内における人間同士の行き違いやトラブルの多くは、「考え方の相違」から発生します。人によって考え方が違うことは当然であり、そもそも「何が正しいか、間違っているか」という共通ルールは世の中に存在しません。
院内における「考え方の正解」を示せるのは経営者・院長しかおらず、示してもいないのに「わかってくれない」と言っていても仕方ありません。
【事例】こんなときどうする!?独自方針を打ち出す分院長
最近、隣町に開業した分院の院長である後藤院長。事業実績にとことんこだわり、交通事故患者の集患に躍起になっている。
効率的に数字を上げるためには、その取り組み自体は悪いことではない。しかし、本院の理念は「地域に根ざした接骨院」を目指しており、住民との長期的な関係構築を図るスタイルが強みである。
後藤院長のやり方は、こうした本院の理念と方向性がずれていると感じる。ところが、本院の理念を明文化しているわけではないので、あくまでその理念を押しつけることはいかがなものかと思う。
一方で、狭いエリアで展開していることもあり、地域からどんな印象で見られているかも気になっている。
この記事は会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
登録すると続きをお読みいただけます。
既に会員登録をお済ませいただいている方は、
ログインページよりログインしてお進みくださいませ。
アクセスランキング
-
1柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
2柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
3柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
4接骨院の運営知識
-
5柔整師・鍼灸師の施術メソッド
関連記事
-
はじめての開業
-
はじめての開業
-
はじめての開業
開催中のセミナー
-
2025.9.20 東京
関連記事
-
2021.07.29請求団体?個人請求?開業前に決めておきたい療養費請求方法新規開業、請求団体の乗り換えなど、療養費の請求業務について検討するタイミングは様々です。療養費請求団体や請求ソフトを選ぶ上で、多くの方が直面する問題があります。それは「何を基準に選べばいいかわからない」ということです。自分の院は個人請求・請求団体どちらが合っているのか、どのようなポイントを押さえておくべきなのか。妥協せずに選択するために押さえるべきポイントについてご紹介します。(公開:2020年1月7日、更新日:2021年7月29日)
-
2023.12.21柔道整復師、鍼灸師の求人応募が来ない理由柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の求人票をハローワークやホームページに載せているものの、ほとんど応募が来ない、来ても欲しい年齢層からの応募が来ない、分院長を任せられるような人材が来ない…等、採用でお悩みの方は数多くいらっしゃるようです。今回は「求人応募が来ない原因の分析」と「応募が来るコツ」についてお話したいと思います。(公開:2020年10月21日、更新:2023年12月21日)
-
2024.05.20接骨院の勤務時間と残業技術を学ぶために、施術者が勤務時間に関係なく住み込みで働いたのも今は昔の話です。近年、接骨院を安定して経営するためにも、施術者の「勤務時間」と「残業」を問題なく管理することが、経営者に求められています。接骨院の勤務時間と残業、守らなければいけない法律を解説します。(公開:2020年10月14日、更新:2024年5月20日)
会員数23,188人
アトラアカデミーに無料会員登録すると
-
法令など業界の
最新情報をGet! -
オリジナル動画が
見放題 -
実務に役立つ資料を
ダウンロード