フットケアとインソールの重要性
健康寿命の延伸に向け、平成15年度より厚生労働省では、高齢者自身ができる介護予防の取り組みを促進させています。それに伴い各地方自治体の施策には、歩行継続のために重要な要素である足指・爪のケア(フットケア)の指導が盛り込まれ、フットケアの重要性は今後も高まっていくと考えられます。
消費者の足に対する意識
靴の購入に関して、デザイン性だけではなく機能性を重要視する消費者は多いのではないでしょうか。ここ数年のスニーカーブームや、女性の職場でのハイヒール・パンプス強制への抗議運動である「#KuToo」から窺えるように、消費者のニーズが、ビジネス用・普段用、そして男女問わず、「履きやすく歩きやすい靴」を求める傾向にあると考えられます。「平成28年度皮革産振興対策調査等」の報告書(※1)では、消費者が靴に求める機能性は、利用シーン、価格にかかわらず「歩きやすさ・疲れにくさ」を重視している、という結果が出ています。
また、フットケア用品全般の市場規模は着実に伸びてきており、市場拡大は加速しています。平成15年度より厚生労働省は、高齢者自身ができる介護予防の取り組みを促進するため、「高齢者筋力向上トレーニング事業」を支援の対象に追加するとともに、歩行継続のための重要な要素である足指・爪のケア(フットケア)についても支援を開始しています。(※2)それに伴い、各地方自治体の施策にフットケアの指導が盛り込まれており、フットケアの重要性は今後も高まっていくと考えられます。
※1 https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H28FY/000688.pdf
※2 https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/04/dl/2-5.pdf
インソールの市場
フットケアの1つとして昔から需要があったインソールの国内の市場規模は、近年70億円前後で伸び悩み、インソール愛用者も少なくなってきていると言われています。しかし、フットケア用品全般の市場規模から考えると、消費者の足の悩みが少なくなったわけではありません。脚(足)に関わるトラブルが減少しているのではなく、靴の構造の研究、製造の技術や靴メーカーのプロモーションがインソールを上回った、つまり、インソールが売れなくなったのではなく、インソールの正しい情報を発信できる場所が増えていないのが原因なのではないでしょうか。
しかし、靴の研究が進み、性能や靴そのものが進化をしても、消費者一人ひとりが抱える悩みを解決できるわけではありません。
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