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接骨院で心掛けるべき衛生管理と感染症対策
2017.06.23

接骨院で心掛けるべき衛生管理と感染症対策

アトラ株式会社に在籍する鍼灸師が、衛生管理のプロフェッショナルにインタビューを行いました。感染対策分野において様々な講演活動を行う川村 和美先生に教えていただきました。

無菌状態が必ずしも良いとは限らない?

スタッフ) 「衛生管理」がテーマなのですが、本題の前にひとつ、僕が疑問に感じている点がありまして、先生のご見解をお聞かせいただきたいと思います。

最近、「抗菌」「除菌」といったことが必要以上に騒ぎ立てられているように僕には見えるんです。でも、菌というものは体内に取り込むことで免疫が強くなるという点もあるのでは…と僕は思っています。あまりにも無菌状態で育ってしまうと、免疫力の低下につながるのではないかと。現にすぐに病気にかかってしまったり、身体の弱い子どもが増えているように感じるのですが、いかがでしょうか。

川村) ご指摘の理由で、私自身も無菌状態が必ずしも良いとは思っていません。以前、比較的抗菌の都市部の環境で育った私の子どもと、田舎の山間で育った従兄弟の子どもが、ゴールデンウィークを一緒に過ごしました。ゴールデンウィーク明けに、息子は重度の溶連菌感染症に罹患して大変な目にあったのですが、従兄弟の息子はなんともなかったのです。この例のように、行き過ぎた抗菌や無菌状態は免疫力を低下させるでしょう。その一方で、世の中は「抗菌や無菌の方が安心安全だ」という考え方になっているのは事実だと思います。

スタッフ) TVCMなどでも、「まな板にこんなに菌が!」というようなものをよく見ます。不安を余計に煽るような広告も増えてきている気がします。最近、電車のつり革に触れないという方も増えてきているようで、潔癖症を助長しているのではと感じます。

川村) 「菌がいた方が良い」というのは、現代の方には受け入れづらいとは思います。「賞味期限が切れると食べられない」という方もたくさんおられるのではないでしょうか。でも、常在菌のように病原性を示さない細菌もいますし、中でも善玉菌などは私たちの健康の維持に必要な細菌です。

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