平成28年第7回柔道整復療養費検討専門委員会で改定案が提示される
平成28年8月30日午前9時より第7回柔道整復療養費検討専門委員会が、全国都市会館の大ホールで学習院大学経済学部教授の遠藤久夫氏を座長として開催され、平成28年度柔道整復療養費改定の内容が決定されました。
柔道整復療養費の改定について(案)
柔道整復療養費の改定率については、診療報酬のうち医科の改定率等を踏まえ、政府において以下のように決定されました。
1.改定率 0.28%
・平成28年度における柔道整復療養費の改定率については、診療報酬のうち医科の改定率等を踏まえ、政府において決定したもの
(参考)今回の診療報酬改定における医科の改定率0.56%
2.基本的な考え方
療養費の料金改定については、これまでの適正化の流れを踏まえつつ、適正な請求を行う施術者が正当に評価されるよう、整復料等にウエイトを置いた改定を行う
3.改定の内容(案)
○骨折・不全骨折・脱臼に係る整復料・後療料等の引き上げ
○初検料の引き上げ
○冷罨法料の引き上げ
【改定案】
初検料:1,450円→1,460円(+10円)
冷罨法料:80円→85円(+5円)
施術者側からは施術者の技術面が認められたことについて喜ばしくおおむね賛成であるという意見が述べられたことに対し、保険者側からはもっと本委員会での議論内容を重視してほしいとの意見が提示された。
今回の意見を交えて厚労大臣に通達のうえ政府側の責任において改正が行われるとのこと。
この記事は会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
登録すると続きをお読みいただけます。
既に会員登録をお済ませいただいている方は、
ログインページよりログインしてお進みくださいませ。
アクセスランキング
-
1柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
2柔整師・鍼灸師の施術メソッド
-
3患者さまに伝えたい健康情報
-
4接骨院の運営知識
-
5柔整師・鍼灸師の施術メソッド
関連記事
-
正しい療養費請求
-
正しい療養費請求
-
正しい療養費請求
関連記事
-
2023.11.22マイナンバーカードが健康保険証として利用可能に!接骨院への影響は?2021年10月20日より、一部の医療機関や薬局等でマイナンバーカードが保険証として利用できるようになりました。接骨院・鍼灸院でも療養費適用施術を受ける際に、患者さまから保険証を提示していただくため、今後の影響が気になるところです。接骨院・鍼灸院でのマイナンバーの取扱いについて、現段階の情報をまとめました。(公開:2016年3月25日、更新:2023年11月22日)
-
2021.11.18知っておくべき「回答書」の実態「回答書」とは、療養費請求の適正化への取り組みとして、保険者から被保険者宛てに送られる調査書のことです。接骨院側が提出した療養費支給申請書の内容と、被保険者が実際に受けた施術が一致しているかどうかを、保険者が調査することが目的です。(公開日:2019/08/07、更新日:2021/11/18)
-
2022.05.31柔道整復・あはき療養費に係る一部改定について(2022年5月)厚生労働省より、2022年5月27日付で柔道整復師、5月31日付ではり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費改定についての発表がありました。施行日は2022年6月1日より、明細書発行の義務化は2022年10月より、となります。
会員数22,968人
アトラアカデミーに無料会員登録すると
-
法令など業界の
最新情報をGet! -
オリジナル動画が
見放題 -
実務に役立つ資料を
ダウンロード