記事ARTICLES

あの院もこの院も「個人情報保護法」の対象です。
2017.08.28

あの院もこの院も「個人情報保護法」の対象です。

改正個人情報保護法の施行により、接骨院(整骨院)・鍼灸院も個人情報保護法の対象となりました。日々の会話、写真や名簿、スタッフに対しても、その取り扱いは大丈夫ですか?

個人情報の範囲を見誤ってはいないか

こんにちわ。
鍼灸・接骨院 法令コラム担当の池田です。



システムの発達、インターネットの発達など、
日々、様々な技術の発達により便利な世の中になってきています。

しかし一方で、
様々な情報が飛び交うようになってきました。


情報には個人情報も含まれており、
意図せずに個人情報が流出してしまうという事件も起きていますね。


先生方も
患者さまの施術記録などをシステムで管理していませんか?

絶対に安全・安心と言い切れますか?


少し脅しの様になってしまいましたが、
個人情報の取り扱いについてしっかり気にかけていただきたいと思っております。


なぜならば

改正個人情報保護法の施行により、
接骨院(整骨院)・鍼灸院も個人情報保護法の対象になったからです。


改正個人情報保護法の施行前は、

「取り扱う個人情報の数が5,000人分以下である事業者は規制の対象外とする」

となっていました。


今回の改正でこの制度が廃止されたことにより、
その規模が関係なくなったのです。


接骨院(整骨院)・鍼灸院で扱う個人情報。

何があるでしょうか?


・施術録

・療養費支給申請書

・医師の同意書

・パソコンのデータ

・カウンセリングシート

・アンケート用紙

・受付簿

などなど。


そもそも個人情報については
個人情報保護に関する法律(第1章第2条)で次のように定義されています。


=====

「生存する個人に関する氏名、生年月日、その他の記述(文書、図面、電磁的記録で作られる記録)、音声、動作その他の方法を用いて表された一切の事項により特定の個人を識別することができるもの。」(一部省略)

=====


患者さまの氏名や生年月日、住所や電話番号はもちろんのこと、来院記録や負傷名・負傷原因、写真や動画なども個人情報に含まれます。


「個人情報を取り扱うに当たっては、その利用の目的を出来る限り特定しなければならない」


取り扱いに関する義務も、個人情報保護に関する法律(第4章第15条)で規定されています。


例えば、施術の前の状態や後の状態をより認識しやすくする為に写真撮影を行いませんか?


この時の目的は施術記録として利用するということですね。

その他の目的では利用しません、としっかりと患者さまにお伝えし承諾を得ることが大切です。


写真を撮られた患者さまに、


この写真をどこかで勝手に使われないか?

ホームページに掲載されたりしないか?

ある日突然院内に掲示されているのでは?


といった不安を感じさせてはNGです。


ついつい患者さまとの会話の中で、他の患者さまの個人情報を話してしまう。
これも当然NGです。

気をつけましょう。



個人情報は誰もが持つ大切な情報です。

先生にも個人情報があります。

自分のことと考えればどう扱うべきかが自然と見えてくるでしょう。


最後に、従業員の個人情報についても同じく個人情報です。
しっかりとした管理体制をつくることをおすすめします。

ほねアカチャンネル
【提供しているチャンネル】
ほねアカチャンネル

柔道整復師の道しるべとなる:ほねつぎアカデミー運営部から、療養費・技術・経営・開...[つづきをみる]