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伝統医療の可能性
2016.03.17

伝統医療の可能性

日々、技術や文化が進化を続けている現代において、医療機器を用いることのない鍼灸施術を始めとする日本の伝統医療が世界で注目を浴びつつあります。

世界に拡がる鍼灸

日々、技術や文化が進化を続けている現代において、医療機器を用いることのない鍼灸施術を始めとする日本の伝統医療が世界で注目を浴びつつあります。
20世紀の後半から、人口問題や食料問題、環境問題、エネルギー問題といった地球規模での諸問題が起こり、それらを解決するために機械論的世界観(要素分割・還元の考え方)から生命論的世界観(包括的な考え方)へとパラダイムシフトが叫ばれるようになりました。この考え方は医療界にも影響を及ぼし、西洋医学だけではない包括的な医療へとシフトする流れが起きました。例えば、疾病構造の変化や医療費の増大、患者中心の医療など、現代西洋医学だけでは解決が困難な問題が起きていたからです。これらを解決するために包括的な医療の第1段階として見直されているのが補完代替医療です。特に伝統医療、中でも鍼灸医療については生活習慣病や慢性疾患を緩和する目的の施術だけでなく、これらを予防する目的の施術も担うことから、今後懸念されている膨大な医療費を軽減する等の経済効果も期待できると言われています。

世界100ヶ国以上で取り入れられている鍼灸施術


鍼灸施術は世界100ヶ国以上で取り入れられていると言われ、もっとも普及している補完代替医療の一つです。特に中国や韓国においては補完代替医療としての位置づけではなく、正式に医療として定着していると考えられます。

中国においては「針灸医師」という衛生局管轄の国家資格が鍼灸を扱う者の資格であり、合法的な医療的地位が認められ、人に治療行為を行うことができます。

また、韓国でも韓医師の資格がある者のみが鍼灸を扱うことができ、西洋医師と同等の地位と認識されています。

しかし日本では、明治維新で西洋医学を主流にする医療制度改革が行われたことから、伝統医療が医療制度に正当に組み込まれなかったという歴史があります。1947年になって、ようやく現在の「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」の原型となる法律が制定され、1950年に保発第4号で鍼灸施術に対する療養費支給について言及されるなど、これ以前には永らくはり師やきゅう師にとって不遇ともいえる残念な状況が続いておりました。

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