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骨盤矯正より大切なこと
2012.12.20

骨盤矯正より大切なこと

骨盤矯正が最近接骨院(整骨院)・鍼灸院の施術の中でもたくさん取り入れられるようになってきましたが、ただ音を鳴らせば良いというような安易な考えでは症状を余計に悪化させることになります。売り上げが上がるどころか院の大きなダメージになるので注意された方が良いでしょう・・・

骨盤矯正より大切なこと

骨盤矯正が最近接骨院(整骨院)・鍼灸院の施術の中でもたくさん取り入れられるようになってきましたが、ただ音を鳴らせば良いというような安易な考えでは症状を余計に悪化させることになります。売り上げが上がるどころか院の大きなダメージになるので注意された方が良いでしょう。

今回は、矯正に必要な骨盤の傾きについてお話していきます。

骨盤の傾きに関して特に気を付けなければならないのは、立位時と上向きに寝た時のバランス、つまり荷重時と非荷重時の差です。また日常で座位姿勢を多く取られる方はその時の骨盤の倒れ方が一番のポイントとなります。

レントゲンで確認できない場合は、どう見るのが一番簡単かというと、荷重時においてASIS(上前腸骨棘)とPSIS(後上腸骨棘)の差が2~3横指であれば正常、3横指以上で前彎傾向、2横指以下で後彎傾向といわれています。また座位においてもそのバランスが変わらないようにするのが最適と考えます。この荷重時(立位)の骨盤傾斜は股関節や腰椎などの姿勢と密接な関係があります。

骨盤の臼蓋は半球状をしており、前面は浅く、後面は深い構造をしているため、骨盤が前傾で接合面は大きくなり骨盤後傾で接合面は小さくなります。


臨床において、たとえば臼蓋形成不全の患者様であれば、関節面の荷重負荷の減少を軽減すべく骨盤を前傾させ守ろうとして、結果、骨盤前傾が増強され、腰椎の前彎が増強されて腰痛症となったり、年配の方であれば、腰椎後彎、骨盤後傾が強くなり股関節の前方被覆率が減少し股関節の荷重負荷が増加し、股関節痛となっていくなどです。

骨盤がどう倒れていようが、プライベートでの姿勢が悪いと、矯正をかけてもなかなか良い結果にはなりません。このあたりも合わせて注意を促す等のケアが必要になるでしょう。

立位時に骨盤が前傾しすぎている方は、座位で骨盤が後傾していると、そのふり幅は大きなものになり、椎間板などに非常に負担がかかってくるので特に注意しなければなりません。

私が経験した中では、ぎっくり腰の方などはたいてい前日に日頃取らない座位を長時間していることが多く、


・座敷で宴会があった(あぐら姿勢)

・車で遠出した(膝の高さより低い椅子)

・自治会でしゃがんだ姿勢で草引きをした(腰椎後彎強調)


・・・等々、いずれも骨盤後傾位、腰椎後彎位を多く取っていた後に発症しています。
腰痛そのものを改善するため骨盤の矯正等をしていくのは当然ではありますが、腰痛の本当の原因を聞きだして、再発させないことが我々の一番やらなければならないことと捉えています。

そして、今のところ骨盤矯正においては、トムソンベットを使った施術が安全で最適と私は考えております。

(H24.9月)

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