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ゼニス・トムソンテーブルが選ばれる理由
2020.07.08

ゼニス・トムソンテーブルが選ばれる理由

世界中の施術家に愛されているゼニス・トムソンテーブル。長い歴史の中で改良に改良を重ねた、カイロプラクティックの名器と言えます。トムソンテーブル体験セミナーやトムソンテクニックセミナーで長年講師を務め、トムソンベッドに精通した柔道整復師・矢野潤氏が、ゼニス・トムソンテーブルの魅力について解説します。

ゼニス・トムソンテーブルの魅力

トムソンベッドは、わずかな衝撃を加えることで身体各部に刺激を与える原理を用いた施術機器です。手動で昇降するものや油圧式のタイプなど様々ですが、ゼニス・トムソンテーブルは、ニュートンの落下の法則を応用した「空気圧式」を採用しています。

ゼニス・トムソンテーブルの構造は、シンプルに言えば「空気で持ち上げて落とす」と言うものです。エアペダルを踏むとコンプレッサーから空気が送り込まれ、ベッドの下の空気により持ち上がり、ペダルを離すとその空気が抜け、一気に落ちるという原理です。

手動だとどうしても身体が動いてしまい、調整したい位置からずれてしまうことがあります。油圧式の場合は、ドロップのタイミングと呼吸のタイミングがずれ、身体への反応が微妙に遅れてしまうこともあります。

まわりの筋肉が硬いとどうしても骨を動かしづらくなります。一気に骨を動かすためにも、スピード感が重要です。呼吸のタイミングに合わせ思うように昇降しやすいのが、ゼニス・トムソンテーブルの特徴だと言えます。

落下の法則を利用しているため、小柄な女性の施術者であっても力を加えず骨を的確に動かすことができます。体力やその日のコンディションに左右されることなく、一定のクオリティを保った施術を提供できるところが、ゼニス・トムソンテーブル最大の魅力だと言えます。

ゼニス・トムソンテーブルは、世界で一番流通しているトムソンベッドと言っても過言ではありません。1950年代半ば、J・クレイ・トムソン氏の開発により現在のトムソンテーブルの販売がスタートしました。当初は米国のカイロプラクティック業界で人気でしたが、現在では日本をはじめ、カナダやオーストラリア、EU諸国でも広く愛用されています。

トムソンテクニックとは

トムソンテクニックは、カイロプラクティック独自の概念である「自然治癒力(イネイト・インテリジェンス)」を高める施術手法と言っても過言ではありません。自然治癒力が高ければ、痛みが翌日に持ち越すようなことは起こりません。しかし、たいていの人はこの能力が落ちているために、痛みが身体に蓄積された状態となっています。トムソンテクニックは、本来人間が備え持っているはずの自然治癒力を100%発揮できるよう手助けを行います。

自然治癒力の回復には、背骨が大きな役割を果たしています。背骨の中には脳脊髄液が流れています。脳脊髄液が動くことで、脳へ栄養が送られます。脳脊髄液を動かすためには、呼吸が大きく関与しています。呼吸をすることで、骨盤と頭蓋骨が同時に動きます。呼吸が浅いと背骨に振動が伝わらず、脳脊髄液の動きが鈍くなります。脳脊髄液の動きが鈍くなると、自律神経に不調を来す場合があります。自律神経を整えるという意味で、トムソンテクニックは鍼灸施術に非常に近い手法だと言えます。

トムソンテクニックは50年以上も前から確立され、現在も試行錯誤を繰り返しながらブラッシュアップされ続けています。施術者はどうしても自分の感覚に頼って施術を行ってしまいがちですが、トムソンテクニックの場合は身体の見方と施術方法がある程度パターン化されています。

トムソンテクニックと呼吸の関係

トムソンテーブルで腰部などをドロップする際は、患者さまと呼吸を合わせることが重要です。ドロップのタイミングは、1秒間に1~2回と定められています。

完全に息を吐き切った状態が、身体が弛緩している状態です。その際にタイミングよくトムソンテーブルをドロップすることが理想的です。そのためには、患者さんと呼吸のリズムを合わせることがとても重要になってきます。身体が緊張状態にある時にドロップを行うと、脳脊髄液の動きが鈍くなり、特に三半規管の弱い人は施術後めまいを起こす場合があるため注意が必要です。

ドロップの際の音も重要なポイントです。上手な人が使うと、音の響き方が格段に違います。骨盤と腰椎のベッド部分が同時にストンと落ち、澄み切った音が響き渡ります。フォームも重要です。野球のバッティングフォームと同じで、ドロップさせる際の立ち姿勢が美しく、まるでトムソンベッドと一体化しているようなイメージです。

余談ですが、カイロプラクティックの世界では、施術中にネクタイがストンと落ちる位置で重心を図る、というセオリーが存在するようです。前重心になった際、アトラス(第一頚椎)のポイントにネクタイが落ちるかどうかを見ている施術家も多いようです。

ゼニス・トムソンテーブルを使用する醍醐味

ゼニス・トムソンテーブルを使用する醍醐味は、何と言っても施術の幅が広がる点にあるのではないでしょうか。

肩こり、腰痛、椎間板ヘルニアなど、手技だけでは対応できなかった多種多様な症状にアプローチすることができます。そして、視覚的にわかりやすく患者さまに体感いただける点も大きいと思います。

ダイナミックでありながら繊細なテクニックにより、骨への施術の醍醐味が味わえ、かつ提供できる、施術家冥利に尽きる機器だと言えます。

トムソンテーブルの違い

トムソンベッドには様々な種類があります。
折り畳みができ必要最低限の機能で簡単に持ち運びできる「ポータブル型」、据え置きで上下に昇降しシンプルな動作をする「昇降型」、ベッドが起立し脚長検査の再現性が高く患者負担の少ないと言われる「起立型」など、目的や導入コスト、パフォーマンスが異なります。
今回紹介しているゼニス・トムソンテーブル440は、頭部・胸部・腰部・骨盤部などがそれぞれ独立していて、それぞれ単独で角度・高さが調整が可能です。
また、リフトアップした状態から患者さまの施術箇所を手で圧迫すると、圧迫部位のロックが外れテーブルがわずかに下に落ちるという仕組みです。このドロップ時に反動が強すぎたり衝撃を与えてしまい、患者さまに逆に痛みをだしてしまう機械もありますが、ゼニス・トムソンテーブル440は少ない刺激で安全かつ的確に施術できる患者さまに優しい施術ベッドです。

アトラ株式会社では、患者さまへ安心な施術を提供できるかを重要視し、このゼニス・トムソンテーブル440とトムソンテクニックを合わせた自費メニューをおすすめしています。

執筆者
矢野 潤Yano Jun
技術とカウンセリングのパイオニア 柔道整復師
カウンセリングと施術の「体系化」を実現

患者さまが抱える本質的な身体の悩みを引き出す聞き取り方とその答え方、姿勢分析などを、誰でも用いることができるように体系化。現場で施術を行っていた頃は、そのカウンセリングテクニックとトムソンテーブルを活用し、理想的な自費型接骨院を作り上げました。


◆「姿勢アプローチ」への可能性を秘めたトムソンテーブルとの出会い

矢野氏が20代の頃はスポーツジム併設の接骨院に努めていました。この時すでに、写真を使用した姿勢分析を施術に取り入れており、定期的に撮影を行うことで、患者さまと身体がどう変化してきているのかを一緒に確認していたと言います。

それから1年半後、別の接骨院に転職した矢野氏はトムソンテーブルと出会います。当時、トムソンテーブルは「カイロプラクティックの機材」というイメージが強く、接骨院で導入している場合もどう患者さまに勧めるのか、どう利用していいのか分からない施術者が多いのが現状でした。
矢野氏も、初めは見た目に圧倒されましたが、使用してすぐその魅力に気づきます。今までの施術は「筋肉」に対して行っている感覚が強いのに対し、トムソンテーブルは「骨」に対して直に施術している体感がありました。患者さまの喜びの声も多く、本当に骨にアプローチができるんだと、矢野氏はトムソンテーブルの魅力に引き込まれていきました。

そして、前の接骨院で行っていた姿勢分析と、姿勢調整を行うトムソンテーブル。この2つが一緒になれば面白いのではと、矢野氏は感じるようになりました。


◆施術の再現性を維持するために必要な「体系化」

その後、別院の院長として勤務することとなった矢野氏は、院のコンセプトとして「姿勢」を全面に出した院を作りたいと考え、本格的にトムソンテーブルに力を入れ始めます。そして、新しいスタッフ教育プランの一環として、カウンセリング(問診)の体系化を進めました。
当時の接骨院業界は、現在ほどカウンセリング(問診)が詳細に行われておらず、患者さまは自分の身体が今どういう状態で、なぜ施術が必要なのか分からないまま施術を受けていることが多かったと言います。また、施術者ごとにヒアリング内容も変わってしまうため、院中でもカウンセリング(問診)内容の質に差が出てしまうことがありました。

また、教育面から見てもカウンセリング(問診)の体系化は重要課題でした。今までの接骨院では、院長や先輩の背中を見て学ぶということが当たり前でしたが、それでは人によって結果に差が出てしまうこともあります。矢野氏は、スタッフのレベルを合わせるには、教育内容をしっかり体系化させる必要があると感じていたのです。

トムソンテーブルであれば、検査から施術までの流れがすでに構築されているため技術習得しやすく、院内のスタッフにも統一して教えることができます。それに加え、姿勢分析と誰でもできるカウンセリング(問診)方法があれば、院全体で施術の再現性をある程度保つこともでき、院の体質を大きく変化させることができる。そう感じた矢野氏は、一回のカウンセリング(問診)に重きを置き、誰でもできるように体系化させた「矢野式アセスメント」を生み出しました。


◆「先生」から「患者」へ行うべきカウンセリングを接骨院でも

矢野氏は、「患者さまの生活習慣や考え方を細かく聞き、患者さまですら気づいていない潜在的な悩みを見つけ出し、その悩みに対して日常的なアドバイスする」ことこそ「施術者(先生)」が「患者さま」へ行うべきことだと感じていました。
それは、医療現場等では当然のように行われる「ヘルスアセスメント」に当てはまるものであり、これを接骨院でも行えるよう考えだされたのが「矢野式アセスメント」です。

「矢野式アセスメント」の評価基準は3つ。
①評価基準を明確に作る。
②多角的な目線から患者さまの悩みの原因を見つける。
③悩みの原因を患者さまに知ってもらって解決方法を提案していく。

患者さまの目線に立って行われるカウンセリング(問診)・検査・施術により、矢野氏が院長を務める接骨院の自費比率は高いものとなりました。


◆業界の動き・患者のニーズの変化に対応していくテクニック

現在は、ほねつぎチェーン研修総責任者を務め、研修カリキュラムの構築を行っています。また、カウンセリングテクニックとトムソンテーブルのテクニックを融合し昇華させた「トムソンテーブル&カウンセリングセミナー」では再現性の高いノウハウを構築し、受講者の自費施術売上を大きく伸ばすことに貢献しています。

施術者・患者さまが、今以上にお互い分かりやすいカウンセリング(問診)やチェック方法はないか。
患者さまに施術を受ける価値をいかに理解していただくか。
限られた時間の中で何を聞くべきか、どれくらい話すのか。

矢野氏は常に、業界の動きや患者のニーズの移り変わりを見極め、カウンセリング(問診)内容やアプローチ方法のブラッシュアップをし続けています。

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