なぜ座位姿勢は腰に負担がかかるのか
デスクワークで夕方になると腰が痛くなってくる、という患者さまはいらっしゃいませんか?そういう方に「座っている方が腰の負担が大きいんですよ」という説明だけで終わってしまうのはもったいないことです。患者さまの潜在的な悩み・疑問を解決するために、座位姿勢に対する理解を深めましょう。
目次
腰痛とは
接骨院に来院される患者さまの中には、腰痛(腰痛症)にお悩みの方も多いのではないでしょうか。厚生労働省による国民生活基礎調査でも、自覚症状として男性は1位、女性は2位に「腰痛」をあげています。
腰(腰椎)は、5つの椎骨から成り立っています。体重を支えるために、頚椎、胸椎に比べ大きくしっかりしているのが特徴です。
腰痛が起こる原因はさまざまで、痛み方も変わります。腰椎椎間板ヘルニアや腰部椎柱間狭窄等の腰椎に直接かかわる病気や、胃潰瘍や子宮筋腫等の一見腰と無関係に見える病気も腰痛を引き起こす原因になっている場合があります。
また、冷え性やストレスで腰痛が引き起こされることもありますが、特に多いのは腰部に負荷がかかり神経が圧迫されることで痛みが発生するケースです。近年はデスクワークの増加から、普段の座位姿勢が原因で腰痛を発症する場合が多いと言われています。
この記事は会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
登録すると続きをお読みいただけます。
既に会員登録をお済ませいただいている方は、
ログインページよりログインしてお進みくださいませ。
アクセスランキング
-
1
柔整師・鍼灸師の施術メソッド -
2
柔整師・鍼灸師の施術メソッド -
3
接骨院の運営知識 -
4
正しい療養費請求 -
5
接骨院の運営知識
関連記事
-
柔整師・鍼灸師の施術メソッド -
柔整師・鍼灸師の施術メソッド -
柔整師・鍼灸師の施術メソッド
関連記事
-
2023.03.01関節可動域筋肉が動き骨を動かすことで、私たちの身体は運動したり姿勢を保ったりすることができます。その骨と骨の間にある組織が関節です。関節の役割は、動きの支点となり力を伝えること、そして力が伝わる角度と方向をコントロールすることの2点と考えられます。(2017年12月12日公開、2023年3月1日更新) -
2023.02.01日本は疲労大国!?疲れを引き起こす「疲労因子FF」「ストレス社会」と呼ばれる現代において、老若男女を問わずすべての人が疲労と無関係ではないと言えます。疲労による身体の不調を訴え接骨院に来院する患者さまも少なくありません。今回は、この「疲労」を取り上げてみたいと思います。(公開:2017年3月24日、更新:2023年2月1日) -
2025.10.28石灰沈着性腱炎をおこす原因は石灰化にあった「カルシウムが不足すると、骨が弱くなる」という事実は広く知られていますが、その結果が、時に石灰沈着性腱炎といった形で患者様の身体に別の問題を引き起こすことがあります。これが「カルシウム・パラドックス」と呼ばれる現象です。人体の最優先事項である血液中のカルシウム濃度を保つ働きが、結果として軟部組織への異所性石灰化を招き、急性の激痛の原因となってしまうのです。まず、この石灰化の原因となる根本的な仕組みを理解することが、適切な鑑別と指導の第一歩となります。(公開:2019年8月13日、更新:2025年10月28日)
会員数23,416人
アトラアカデミーに無料会員登録すると
-
法令など業界の最新情報をGet! -
オリジナル動画が
見放題 -
実務に役立つ資料を
ダウンロード