情報紙HONETSUGI ACADEMY

患者の理想に近づける"矢野式アセスメント"
2017.09.14

患者の理想に近づける"矢野式アセスメント"

ほねつぎアカデミーでは、施術者のためのセミナーやイベントを毎週開催しています。中でも技術セミナーでは、全国から突出した技を持つ講師を発掘し、ご紹介しています。そんな先生方が長年研究してきた技術を自費メニュー化し、ハイレベルな技術習得のために開催しているのが「限定コース」。数日間、徹底的に技術を学び、自信を持って患者さまに施術できるようになっていただくための特別なコースです。 第2弾となる今回は、この限定コースの中から「トムソンテクニックセミナー」をご紹介します。

限定コース紹介【第2弾】トムソンテクニックセミナー

ほねつぎアカデミーでは、施術者のためのセミナーやイベントを毎週開催しています。中でも技術セミナーでは、全国から突出した技を持つ講師を発掘し、ご紹介しています。そんな先生方が長年研究してきた技術を自費メニュー化し、ハイレベルな技術習得のために開催しているのが「限定コース」。数日間、徹底的に技術を学び、自信を持って患者さまに施術できるようになっていただくための特別なコースです。

第2弾となる今回は、この限定コースの中から「トムソンテクニックセミナー」をご紹介します。

体系化された"矢野式アセスメント"

今や自費メニューは多くの接骨院で導入されており、院の経営を支える一つの柱となっていると言っても過言ではありません。患者さまに自費メニューを受けてもらうには、身体が今どういう状態でなぜその施術が必要なのか、受けるとどうなるのかということをお伝えしなければならないでしょう。そのためには患者さまのニーズを引き出すカウンセリングが非常に重要になってきます。しかし、カウンセリングは施術者が変われば聞く内容も代わり、院の中でカウンセリング内容の質に差が出てしまうことがあります。

そのカウンセリングで誰もが結果を出しやすくするため、医療現場ではすでに使われているヘルスアセスメント(※)を接骨院向けに体系化されたのが"矢野式アセスメント"です。この矢野式アセスメントを取り入れたカウンセリングテクニックと、すでに体系化されているトムソンテクニックを融合させることで、カウンセリングから施術まで一定の再現性を保つことができます。これらのテクニックを習得するためこれまでに多くの施術者が受講を申し込み、今年はすでに100名近くの方が受講されています。


※ヘルスアセスメント
保険医療に携わる専門職者の方が行う、患者さまの健康状態の総合的な評価・査定のこと

セミナー開講当初と現在との変化

このセミナーが始まった頃の接骨院業界というのは、あまりカウンセリングを重要視していませんでした。カウンセリングの時間は少なく、早く施術に入って結果を出す、という考えがスタンダードだったんです。トムソンテーブルも接骨院で使うという感覚自体が無かったと思います。トムソンテーブルをお持ちの先生もおられましたが、どうやって患者さんに勧めればいいか、どう利用していいのか分からないという方は多かったと思います。勧め方が分からないと患者さんにも説明できませんから、患者さんは自分がどういう状態で、なぜその施術が必要なのか分からないまま。つまり患者さん目線で施術が行われてはなかったんですよね。

しかし、セミナーを続けるうちにカウンセリングやトムソンテーブルの重要性や認知度が、接骨院業界の中で広がってきたと感じています。以前は「カウンセリングに30分もかけるんですか?」と受講者に質問されることが多かったのですが、今では「どういう風にすれば患者さんに伝わりますか?」というような質問がほとんどです。カウンセリングに時間をかけたくないという意識から、患者さんからしっかり主訴を聞き取り症状や施術内容を理解してもらおうという意識に変わってきていますね。セミナー受講者のほとんどが導入前提で参加されており、トムソンテーブルを設置したうえで開業されている接骨院も増えてきています。

このセミナーで学べるテクニックは、受講者の院や患者層に合わせてカスタマイズすることが可能ですし、それによって僕が思っている以上の成功事例を出してくれています。その成功事例を受講者からフィードバックしてもらいながら、セミナーをより良い内容に変化させ続けています。

矢野式アセスメントの本質

矢野式アセスメントの本質や①評価基準を明確に作る。②多角的な目線から患者さんの悩みの原因を見つける。③悩みの原因を患者さんに知ってもらって解決方法を提案していく。この3つだと思っています。施術者と患者さんがお互い共有できるチェック方法でなければ評価基準としては弱いと思いますし、患者さんには伝わりにくいです。身体の変化は、施術者がいくら変わったと言っても患者さん自身が実感できなければ施術を続ける意味が分からず、モチベーションも上がりません。患者さんは身体の変化を、施術の前後のチェックをしてようやく実感できるんです。僕は姿勢分析をしたり写真で撮って見せる方法を使っています。患者さんの身体がどう変化してきているか定期的に撮影することで、一緒に変化を確認することができます。患者さんが求めている結果に近づいているのかどうかが分かりやすく伝わりますのでお勧めの方法だと思います。

カウンセリングは、患者さんが何を求めているのかを知るためにあると思います。そのためにもカウンセリング室の存在は大事ですね。他の患者さんに聞かれたくない、とベッドサイドでは深層の悩みを話しにくいと感じる患者さんも少なくありません。カウンセリング専用の空間があれば患者さんも安心して様々な話をしようと思ってくれます。また、カウンセリングで患者さんが具体的にどうなりたいのか自身で意識してもらうことも重要です。患者さんが「なりたい自分」を意識し目標とすることで、施術を継続して受けるモチベーションを保つことができますし、施術者は患者さんの目標に沿って施術を提案できます。カウンセリング後から施術提案するまでのストーリーが明確になるので施術者は説明しやすく、患者さんも納得しやすいんです。

トムソンテクニックの魅力

患者さんの身体の歪みや痛みの原因を探る中で、「感覚的に分かる」「見てたら分かる」と言う先生もいらっしゃいますが、僕は決まったルールがないと自分の中でなかなか見定めることができない人間なんです。トムソンテクニックは検査から施術内容までルールが決まっていますし、一個一個の小さな骨のずれから、猫背のような身体の大きな歪みにもアプローチできます。手順さえ分かれば、施術者が変わっても同じレベルの施術を患者さんに提供できます。また、自院にすでにあるメニューやストレッチ、テーピングとトムソンテクニックを組み合わせることで新しいメニューを作ることもできますので応用性は高いです。初心者でもできて、施術にこだわりがでてきても対応できる、そこがトムソンテクニックの良いところですね。

進化し続ける2つのテクニック

アセスメントという言葉を意識することで、僕自身、誰が見ても分かる伝え方や患者さんに身体について知ってもらうための工夫などを改めて考えるようになりました。その中でカウンセリングセミナーの内容はまだまだ改良の余地はあると実感しましたね。施術者患者さんが、お互いもっと分かりやすいカウンセリングやチェック方法を追及して伝えていきたいです。

トムソンテクニックセミナーでは全身の施術を教えています。しかし、施術方法は学んだけれど現場では頚椎の施術は怖くて抵抗感がある、という受講者の声を聞くことがあります。頚椎の施術はすごく重要性が高いので、施術できていないのはもったいないと思いますね。他の機器と組み合わせることでリスクを少なく抑えることも可能ですので、そういうこともセミナーの中でしっかりお伝えしていきたいです。

患者さんには施術を受ける価値を理解して受けてほしいという思いで試行錯誤してやってきて、ようやく目指す先が明確になってきました。最近では体形・体質などにお悩みの患者さんが接骨院に来られることも増えてきていますが、第一選択として接骨院を選ばれている方はまだ少ないと思います。しかし、今後そうなっていくべきですしそれが保険依存からの脱却方法の一つだと思っています。

受講を悩まれている方へメッセージ

ただ自費メニューを取り入れたい、という思いだけでは、なかなか上手く導入できません。院の目標やコンセプトを見失わず、それを達成するためには何を取り入れるべきか見定めることが必要です。患者さんの悩みを解決してあげたいという思いでこの業界に入った先生方は多いと思いますが、保険施術だけでは症状の緩和しかできません。患者さんの本質的な悩みにアプローチするには、自費施術しかないはずだと思っています。院を、自分自身を変えようと思われているのであればぜひ受けてほしいですね。

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