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賢い開業のすヽめ
2014.12.26

賢い開業のすヽめ

賢い開業のすヽめ “未来“を目指す施術者に読んでもらいたい。 ■1■経営者に足りない時間を生みだす請求代行サービスの選び方費やす時間と生み出す時間を天秤にかけて選ぶ賢い経営者に。開業(分院)の規模によって、重要度が異なります。 請求代行サービスを利用したからと・・・

経営者に足りない時間を生みだす 請求代行サービスの選び方

費やす時間と生み出す時間を天秤にかけて選ぶ賢い経営者に。
開業(分院)の規模によって、重要度が異なります。

請求代行サービスを利用したからといって売上に即つながるわけではありません。
むしろ自分で請求業務をした方が金額面ではプラスになるでしょう。最大のメリットは「時短」です。費やすはずだった時間を買っているとも言えます。この時短を中心に考え、自分の院に合った請求代行サービスを選びましょう。
請求業務は毎日発生しますし、患者様がお住まいの市区町村毎に合わせて療養費支給申請書を作成する必要があります。入金管理、情報管理に加えて、返戻・誤請求などが発生した場合の保険者との対応いも必要です。また、無意識に不正を行うなどということがないように知識も蓄えなければなりません。そして、消費税・療養費・申請書などの改訂が行われれば、都度対応をする必要もあります。
請求にかかる業務時間を患者様のために使いたいと考える先生にとって、これらをどこまでフォロー・サポートしてもらえるかがポイントとなります。

どうしても最初に目が行きがちなのが「料金」ですが、チェックポイントを比較したあとで、その料金が見合うかどうかを考えましょう。
料金の安さだけで選んだ結果、思っていたサービスと違っていて、別のサービスへ移行しようとすると施術録データが動かせない・・・ということも。

経営者として時短が生み出すメリットをよく考えてサービスを選びましょう。


◆POINT◆請求代行サービスの比較チェックポイント
□療養費支給申請書作成のフォローアップ
このフォロー次第で返戻率もぐんと下がるはずです。
作成時のフォローをどこまでしてもらえるのかなどを問い合わせてみましょう。
□保険者への対応
保険者の解釈によっては返戻される可能性は大いにあります。
そういった際にも申請書の内容を精査し原因を追究してもらえるかどうかを確かめておきましょう。
□療養費請求ソフト(レセコン)
法改訂時のバージョンアップや操作感は確認しておきたいところ。
事前にソフトを触らせてくれるところもありますので、ぜひ聞いてみましょう。
□業界動向
請求代行サービスを手掛ける会社であれば最新の動向をチェックしているはず。
業界動向の勉強会を会員に向けて行っているかは要チェック。
□入金管理
入金に関してのフォロー体制もチェック。
明細書や報告書などがきちんとしたサイクルでもらえるかどうか聞いてみると良いでしょう。
□セキュリティ
施術録情報は大切な個人情報です。
保管形式やセキュリティについても確認し、安全性をチェックしておきましょう。

目指すべき芯をずらさない院のコンセプトと事業計画

勉強会やセミナーで重要性を説かれることも多いコンセプトや事業計画。
コンセプトはぶれない経営に。事業計画で目標設定を保ち続けましょう。

初めは志高くこうありたいと考えていたのに、さまざまな要因が積み重なることで徐々に指針がぶれていく・・・。そういったことのないように、コンセプトや事業計画はあります。最初から立派なものを作る必要はなく、先生が成したいと考えていることを形にしてみましょう。人間は言い訳する生き物ですから、決まったら目に留まるところに貼り出しておくと効果的です。
この「ぶれ」というものは考えている以上に院経営に影響が現れます。経営者や院長の指針がぶれていると、ちょっとしたことでも確認をとって行動しないと叱られる・・・といった意識のスタッフが育つことにも。逆に指針がしっかりしていると、スタッフにもその意識や考えが伝わりやすく、自立型の人間が育つ環境づくりにもなります。芯のある経営者には、コンセプトとなるものがしっかりとあるものです。目標設定である事業計画は多少高めに細かく設定しておくと丁度良いでしょう。
家庭用や携帯・スマホのゲームがこれだけ流行している要因に「達成感」があると聞きます。継続すれば必ず達成できる段階的なゴールを設定することで、最終的なクリアまで継続できるのだそうです。仕事においても同様で、達成感があるとないとではスタッフの意欲も変わってきます。大きなゴールだけではなく短期的なゴール設定を行うことで、スタッフのモチベーション維持にも繋がっていきます。

◆POINT◆コンセプト設定と事業計画策定で何が期待できる?
□自立型のスタッフ育成環境
□スタッフのモチベーション維持
□コンセプトとずれる無駄な努力が減る
□患者様に明確なご案内ができる
□自費や物販の指針ができる
□経営者・院長自身の目標の見える化

この業界はまだまだ未熟とはいえ、国家資格の地位をこれから築いていく段階にあるともいえます。まずは東洋医学における予防・未病の観点を忘れずにコンセプトや事業計画の策定を行ってみると良いでしょう。

開業するまでが肝心 開業スケジュールと準備

オープン時のイベントなどの印象でその後の経営にも変化が。
そして、数ある院同士は地域医療に貢献する仲間です。


開業の際にしっかりと準備しておきたい点は、大きく3つ挙げられます。「物件・立地」「スタッフ」「開業前告知」です。どのような立地や物件を選び、案内を作成していくかなどは先に挙げた「コンセプト」にもつながってきます。明確なコンセプトがあればどのような立地やスタッフが良いかがおのずと決まるでしょう。

立地、物件
立地は非常に重要で、人が通るか否か、自院に来てほしい層がいるかどうか、入りやすいかどうか・・・など、見るべきポイントは多くあります。開業を視野に入れながらも、開業資金が安いという理由だけで自宅開業を考えていたり、自分の中で立地の重要度が低い方は要注意。たった100メートルの差で開業時に大きく変化があったという方もいます。
また、物件(外装・内装)はコンセプトに沿って行い、業者と開業資金と相談しながらこだわり抜くことをおすすめします。極端に言えば、スポーツ外傷などに特化した院を目指すのに、女性が好みそうな、かわいらしい内装はコンセプトと合っていないということです。医療貢献を目指すためには清潔感も非常に大切です。患者様とスタッフが歩く導線も意識しておうと、スムーズな運営が図れるでしょう。

スタッフ
毎年排出される資格者や資格者候補は5千人以上いるとはいえ、全国で募集をかけている院数もそれ以上。彼らの勤務先は何も接骨院・鍼灸院・あん摩マッサージ院に限ったことではなく、病院や介護職、またはそのまま開業される方もいるでしょう。その中から有望な人材を確保することは非常に困難で、数十万単位で毎月募集をかけたからといって、すぐに集まるものではないと考えておいた方が良いでしょう。
求職者は、なるべく高給でやりがいがあり、安定していそうな勤務先を探しています。
既に募集を初めておられる方は、一度求人内容を見直してみてください。勤務内容が明確で、この給与であれば頑張ってみようと思える内容になっているでしょうか。
掲載時には、求人サービスの担当者と記事へ反映してほしい内容をしっかりと打ち合わせを行い公開するようにしましょう。

開業前告知
「開業します」と告知しないことには、その地域の方々に知っていただくこともできません。告知は新聞折り込みなどを活用される方が多いと思いますが、開業地周辺で新聞を読む層がどういった方なのかを知ることも大切です。
工事着工の前から、周辺のお店などに挨拶に伺うことも忘れずに行います。工事中の騒音などで迷惑がかかってしまうのは必至ですから、そのお詫びとこれから一緒に地域へ貢献していくという意思表示を行っておくことで、良い協力関係を得られる礎になることと思います。

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