施術者が面接時にチェックされるポイント
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の面接では、技術だけでなく人柄や仕事に対する姿勢も評価されます。ここでは、面接で特に注目される3つのポイントを解説します。ぜひ参考にして、自信を持って面接に臨んでください。
対人スキルがあるか

院長は、新人・転職者関係なく、早く新しい院に慣れて欲しいと思っています。そのため、技術よりも「その院の患者さんと早く馴染めるコミュニケーション力」が重要視されます。
面接中の話し方や受け答えから、「うちの患者さんとしっかり話せるかな」と、院長は観察しています。
患者さん・上司・同僚等との関わりあい方、アルバイト、部活動などで周りとコミュニケーションを取り、上手くいったこと、乗り越えたことをアピールしましょう。
別業界での勤務経験しかない方もそれまでに養ったコミュニケーション力を伝えるようにすると好印象ですね。
コミュニケーションが苦手な方は、その克服に向けて努力していることを伝えることで、誠実な印象を与えることができます。
柔軟性・素直さがあるか
前の職場で培った経験・施術スキルは財産であり、今後もそのスキルを高めていきたいと考える方は多いです。しかし、新しい職場が前と同じ施術方針・施術方法とは限りません。
面接時に「○○と□□の施術ができます」「××流の施術ができます」と積極的に伝えても、院長は「別の部位の施術もできるようになってほしいな」「うちは××流じゃないんだけど・・・」と困惑される可能性があります。
そのため、今まで培った施術スキルも大切にした上で、新しい院の方針や施術方法を素直に受け入れる柔軟性をアピールすると好印象です。新しい院で一から勉強していく姿勢は、院長からの印象もプラスになります。
例:「○○と□□の施術をさせていただきましたが、技術の部分ではまだまだ至らないことが多いので勉強させていただきたいです。」
過去の経験と仕事への熱意
院を選んだきっかけや転職理由については、面接で聞かれることが多い項目です。一人ひとり感じ方や経験は違うはずですので、テンプレのような内容ではなく、あなた自身が感じたことをしっかり伝えてください。
ちなみに、前の職場を否定的に言うのはNGです。
注意してほしいのは、前院で1日に施術した患者数や、施術メニューなど「守秘義務」にかかわる質問をされたときです。
もちろん、院長に悪気はなく、あなたがどんな院で、どう貢献していたのかを知りたい、という思いからの質問ですが、「守秘義務」がある以上、答えてはいけません。
こういう場合は、「守秘義務がありますので…」と前置きをしたうえで、具体的な回答は避けて答えましょう。
例:「幅広い年齢層の患者様を対応させていただき、特に○○(症状名)でお悩みの方の施術経験が豊富です。」
話しても別に大丈夫だろうと、軽率に情報を漏らしてしまうと、「約束を守れない人材」として、面接でマイナスに捉えられる場合もあるので要注意です。
面接に、自分の言葉で誠実に!
面接では、技術だけでなく、人間性やコミュニケーション能力が重視されます。患者さんと良好な関係を築き、チームの一員として活躍できることをアピールしましょう。
また、新しい環境に柔軟に対応し、積極的に学ぶ姿勢を示すことが大切です。
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