情報紙HONETSUGI ACADEMY

本物の柔道整復師としての基盤を築く
2017.12.22

本物の柔道整復師としての基盤を築く

ほねつぎアカデミーでは、施術者のためのセミナーやイベントを毎週開催しています。中でも技術セミナーでは、全国から突出した技を持つ講師を発掘し、ご紹介しています。そんな先生方が長年研究してきたハイレベルな技術を習得するために開催しているのが「限定コース」。 数日間、徹底的に技術を学び、自信を持って患者さまに施術できるようになっていただくための特別なコースです。 第3弾となる今回は、この限定コースの中から「武田正骨 外傷対応プログラム 基礎編」をご紹介します。

限定コース講師に聞く~武田正骨 外傷対応プログラム 基礎編の魅力~

ほねつぎアカデミーでは、施術者のためのセミナーやイベントを毎週開催しています。中でも技術セミナーでは、全国から突出した技を持つ講師を発掘し、ご紹介しています。そんな先生方が長年研究してきたハイレベルな技術を習得するために開催しているのが「限定コース」。数日間、徹底的に技術を学び、自信を持って患者さまに施術できるようになっていただくための特別なコースです。
第3弾となる今回は、この限定コースの中から「武田正骨 外傷対応プログラム 基礎編」をご紹介します。

◆柔道整復師としてのアイデンティティを持つ
自費施術の導入が主流となりつつある今、先生方は本来の柔道整復師としての役割を忘れかけてはいないでしょうか。本来、柔道整復師とは「骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷」の施術を行うことができる国家資格者です。しかし、怪我をされたときに接骨院へ処置をしてもらいに向かう方は何人おられるのでしょうか。行政から施術が認められているにもかかわらず、外傷対応ができる接骨院はそう多くはないというのが現状です。実際、テーピングやギプスを巻いたことがほとんどない施術者も少なくありません。
昨年から開講した「武田正骨 外傷対応プログラム 基礎編」は、柔道整復師であるならできていてほしい基本的なテーピング・ギプス固定法を4日間で学ぶことができます。ただ巻くだけではなく、機能的かつ再現性が高い固定法を習得できるということから、多くの施術者の注目を集め続けている技術セミナーです。

武田哲也先生インタビュー

◆セミナー開講当初と現在との変化
初めの頃、受講者には多くのことを伝えたいという思いがありましたので、セミナーの内容のボリュームが今よりも多かったんです。しかし、その分学ばないといけないことも増えるわけですから、1つの技術にかける時間も短くなってしまい、4日間のセミナーの中での技術習得が少し厳しいように感じるときがありました。なので、セミナー内容をブラッシュアップしていく中で本当に必要なもの、かつ受講者が4日間という短い期間の中で技術を習得して、自院のスタッフにも教えられるように変化させていきました。包帯すら巻いたことのない先生が最後にはギプスをちゃんと綺麗な形で巻くことができていたり、「学んだギプスを巻いて病院に紹介したら病院の先生に褒められた」という感想もいただき、きちんと習得してくれているのだなというのを実感しますね。受講者のほとんどは怪我の処置をしたことのない方ですが、4日間のセミナーを受けていくと自分でも怪我の処置ができるという自信を持ってくれています。
テーピングについては、学校で学ぶようなテーピングとは違う技術を教えているのですが、これが思っていたよりも受講者から評判が良かったんですよね。「これなら患者さんに巻いても喜ばれる」「もっと教えてもらえないか」というお声もいただき、それを少しずつ盛り込んでいる段階です。例えば、新卒の先生やテーピングをあまり巻いたことの無い先生方でも習得しやすいような基本的なテーピングや、患者さんがどうしてもスポーツの現場に出たいときに何とかフィールドに立たせてあげて、それなりのパフォーマンスが出せるような応用編のテーピングも教えています。
セミナーで教えている技術は、施術者としてどうしても外せないという技術ばかりです。受講者から「4日間で足首の捻挫の処置しか教えてもらえないのですか。」というお声もあるのですが、足首の捻挫の処置をしっかりマスターできれば足首周りの骨折、指の骨折、あるいは他の関節の捻挫、打撲、肉離れなど、様々な外傷に対応できるようになります。実際、受講者の院に足の指を骨折された患者さんが来院され、セミナーで学んだことをもとに自分で工夫して処置をしたことで、患者さんに喜ばれて大きな信頼を得られたという例もあります。

◆日常生活が日常通りに送れるギプス固定法
骨折した骨が融合するスピードというのは患者さんの自然治癒力によります。問題は、骨を融合させるための固定に3つのリスクがあるということです。それが筋萎縮・関節拘縮・骨萎縮です。それがなぜ起きるのかというと、固定した部分が必要な活動をしなくなるからです。足でいうと歩く、足首を回す、踏ん張るなどの足首の活動を停止させるため筋肉や関節の機能が低下してしまうのです。それをできるだけ起こさないように工夫したのが私たちの教えている技術です。不必要な可動域制限なく固定することで、ギプスをしたまま歩けるだけではなく階段の上り下りも手すり無しででき、ちょっとした小走りも可能です。そのため筋肉が痩せたり関節が固まることも少なく、後療法の期間も短縮できます。
何よりも「ギプスをする」というのは、入浴・着替え・通勤はどうすれば…というネガティブなイメージを患者さんに与えやすいのです。なので、ギプスの取り外しができるというのも、この技術の特徴の1つですね。取り外した後、ギプス固定するための包帯やテープの留め方を指導すれば入浴や着替えも可能ですので、患者さんの不安も解消できます。私たちもギプスを取り外してマッサージやハイボルトなどの施術を患者さんに行いますので、固定期間の終了後には関節の拘縮はほぼありません。

◆柔道整復師としての存在意義
私は、柔道整復師の先生方が自分の仕事というものに対し、徐々に誇りを失っているように感じています。接骨院は全国に4万軒以上あり、少なくとも4万人以上の柔道整復師が骨折・脱臼の処置は習ってきているはずなのです。学校では柔道整復師の資格を得るために1500~2000時間程度のカリキュラムを学びます。その履修時間の約半分を占めているのが柔道整復学などの専門分野で、骨折の整復法・固定法、ギプスの巻き方などを学んでいくのですが、実際の接骨院でこの技術を使うことは現状ほとんどありません。外傷の患者さんが院に来ないからです。なので、接骨院によってはギプスはもちろんテーピング、包帯すらおいていない接骨院もあります。自分たちが柔道整復師になるために時間をかけて学んだことのほとんどが活かされず、結局,柔道整復師と整体師の違いを明確に説明できなくなってしまっているのです。
よく耳にするのは、例えば骨盤の施術をしている患者さんから「足首を捻挫してしまい、整形外科に行くから今日の予約をキャンセルしてください」と連絡があったという話です。それって残念ですよね。その患者さんにしてみたら接骨院で足首の捻挫の処置をするという概念は全くないのです。しかし、そういう時に「怪我こそお任せください。私たち自信を持ってできますから。」と言うと「それなら先生のところに行きますね」って言ってくれます。そこで怪我の処置がちゃんとできれば、「息子が野球でよく怪我するので今度連れてきますね」という流れが生まれたり、紹介や再来院も増えていくきっかけにもなります。実際に私の接骨院に来院される半数近くは外傷の患者さんです。ちょっとした怪我をした患者さんを対象に院運営が成り立つということも、4日間のセミナーを通して改めて気づく先生もいます。
自費施術を提供することも、もちろん大切なことだと思います。しかし、柔道整復師として「怪我こそお任せください」って自信を持って言えるようになってほしいと思いますね。

◆今後は外傷対応をより身近に
より身近に、より多くの先生が外傷対応に取り組んでいただけるような内容にしたいですね。技術を少し改変して簡単にできることは簡単にする、それでいて効果だけは下げないように。自社・自院でも再現しやすいようなものにちょっとずつ変えて、先生方が気軽に取り組めるようなものに変えていってみたいです。あとは、後療法についても盛り込んでいけたらと思っています。ギプスを外した後、関節に硬さがまだ残っていたときの対応など、そういった内容も今後お伝えできたらと思います。

◆受講を悩まれている方へメッセージ
接骨院で健康保険が使えるというのは大きな社会貢献でもあります。柔道整復師として、外傷対応はもちろん大前提ですが、怪我の処置以外にも運動器全般のあらゆる不調に対して患者さんの相談にのって施術を提案して実践する、そういう先生が本当の柔道整復師だと思っています。もっとレベル感をあげていけば整形外科医が見ても納得してもらえるような処置ができるようになります。そこを目指すうえでもぜひ私のセミナーを受けてほしいと思います。柔道整復師にとってこの技術は大きなメリットでもあると思うので、ぜひ活かしてください。

◆武田先生がおススメするセミナーとは!?
羽田野先生の「ハイボルト1分間療法」のセミナーですね。私の教えている外傷対応と最も相性が良いのです。柔道整復師として、テーピング・ギプス固定法もなくてはならない武器なのですが、怪我の痛みの緩和をしていくうえでも絶対的に必要になってくると思います。ぜひ私のセミナーとセットで受けてほしいですね。

セミナー参加者の声

(1)きずな整骨院 杉山隆之 先生
現場で使えそうなイメージが持てました。
外傷対応やギプス固定、テーピングは本来、柔道整復師ならできないといけないのですけど、巻ける自信が無くてなかなか踏み込めませんでした。でも、武田先生の教え方はすごく丁寧で、受講してみて意外とできるかなと思いました。再現性もあるので現場ですごく使えそうイメージが持てましたね。

(2)うらら鍼灸整骨院 小川雅教 先生
今までの常識が覆されるような方法でした。
武田先生の技術は今まで見たこと無いような、今までの常識が覆されるようなやり方でした。スポーツトレーナーの活動の中でも、武田先生の技術を入れるかどうかで今後の大きな分かれ道になると感じるセミナー内容でした。ギプスを巻くだけではなく、普通の足首の捻挫に対しての知識も全然違うものなので、必ず参加するべきだと思います。

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