電気施術の効果・種類
理学療法の中で、電気や超音波、温熱といった物理的な刺激を利用して、痛みの緩和や機能回復を図る方法を物理療法と言います。電気施術は物理療法のひとつで、電気を用いて刺激を与える施術方法です。メニューとして導入している施術所も多い電気施術についてご紹介します。
電気施術とは
人間の細胞は、その一つ一つが電気を帯びています。神経が全身に網の目状に張り巡らされており、目や耳、皮膚などの感覚器官からの情報を、電気的な働きによって脳に伝達しています。私たち人間の身体は、外部からの電気的な刺激に対して敏感に反応する性質を持っています。細胞内がマイナス、細胞外がプラスという“分極”の状態で安定を保っています。この細胞の性質を利用し、外部からの電気刺激により痛みを緩和させる手法が電気施術です。筋肉の緊張を電気刺激でほぐし、血流を促進させ、痛みやコリを和らげます。電気施術は物理療法のひとつとして、リハビリテーションの現場でもよく用いられています。
医療の現場においても、痛みの治療に使用されるようになりました。その後さらに様々な研究や技術革新が進み、今日では痛み以外にも幅広く用いられるようになっています。疼痛、筋機能、創傷治癒、浮腫や腫脹解消など、目的に応じた電流の種類、強さ、電極の位置選択が必要になります。
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