患者さまへの「提案」は施術前に
特に初めてその接骨院を訪れた患者さまにとっては、自身の身体がどんな状態なのか、どんな施術を受けることになるのか、施術期間はどのぐらい要するのかなど、様々な不安が頭をよぎります。
施術前の患者さまは不安
昨今では「インフォームド・コンセント」という言葉も広く知られるようになり、施術を受ける患者さまの知る権利が重要視されるようになりました。施術を受ける側としては、自身の身体がどんな状態なのか、どんな施術を受けることになるのか、施術期間はどのぐらい要するのかなど、気になる点が多々あるはずです。
施術を受ける上での気になる点が全て解消され、患者さまに納得いただいた状態で施術を始めることが望ましい状態だと言えます。このことからも、「提案」は必ず施術前に行いましょう。
では、「提案」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
患者さまとの“共通のゴール地点”を持つ
「提案」とは、患者さまに施術内容の承諾をいただいた上で、施術プランを共有することです。
そのためにはまず、患者さまのことを深く知る必要があります。施術前の検査や写真撮影は、患者さまの状態を把握するにあたりとても有効です。言葉だけではなく視覚的効果が加わり、より説得力が増します。
提案する際は、患者さまの状態を口頭や視覚的にお伝えすることにプラスして、これからどのような施術を行うかという施術プランの説明も行います。
施術内容はもちろんですが、特に料金面、そして期間についてもしっかりと事前にお伝えしておきましょう。施術期間をお伝えすることで、患者さまと施術者の間に“共通のゴール地点”が設定さます。
より効率的に施術を受けていただくために、日常生活で気を付けていただきたい点や、自宅でできるストレッチ方法なども合わせて伝えましょう。
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