接骨院におけるオペレーションのポイント
オペレーションとは、そもそも何なのでしょうか。接骨院内でのスタッフの動きだけがオペレーションではなく、運営していく上で必要なビジネスシステムのことを指します。ビジネスシステムとは、在庫管理、患者さま対応など多岐に渡ります。どのスタッフが対応しても同レベルの品質を担保できるよう、マニュアル化することも有効です。オペレーションの内容を全員が把握できるよう可視化し、共有し、改善を繰り返していくことが大切です。
接骨院のオペレーションを見直すポイント
接骨院のオペレーションを見直す上で重要なことは、頻発する業務内容を精査することです。年に一度程度しか発生しないような作業をブラッシュアップするのではなく、毎日発生する業務の効率化を図ることがもっとも重要です。
繰り返しその業務を実施することにより、問題が露呈することがあります。個々人でなんとなく問題だと認識しているにもかかわらず、従来からの方法を踏襲して行っている、というようなことはありませんか?こういった小さな問題が、大きな非効率につながっている可能性があります。
この業務を知っているのはあの人しかいない
情報共有がないまま、何となくそれぞれで業務を行っている……
このようなことに思い当たりはありませんか?
なんとなく惰性で業務を行うよりも、「こうした方が早く終わるな」「こう伝えた方がわかりやすいな」など、創意工夫を行うことが大切です。時間がかかりすぎている業務、毎回ミスが発生する業務に対し、もう一度流れや内容の見直しを行い、全員で共有できるよう言語化することです。
スタッフが新たに入ったとしても、同じクオリティを担保してサービスを提供できるかが大切です。スタッフ間でオペレーションが共有され、毎日繰り返し行っている業務を5秒でも10秒でも早くすることで、業務の効率化、さらに患者満足度の向上にもつながります。
経営者にとって、スタッフが日々行っている細かな業務まで全て把握することは困難です。面談やミーティングを通して、業務内の課題をピックアップし、リスト化することが、業務効率改善の第一歩です。
患者さま自身で予約を行ってもらう
患者さまの行動自身もオペレーション改善には有効です。既存の患者さまも含め、インターネットで予約を取っていただくことで、スタッフが予約の電話に取られる時間が大幅に減少します。もちろん、患者さまとの会話を大切にしたいといった方針がある場合は、それを優先すべきです。接遇に関する患者さま満足度を上げることが目標であれば、予約を取る際の一連のプロセスについてロールプレイングしておくことも、オペレーション戦略において大切です。
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