結局全てはここに行き着く~経営理念の定め方【人事・労務ルール作り】
就業や賃金等の全てのルールの根幹にあるのが「経営理念」であり、院の全員で共有すべき考え方です。
院内における「考え方の正解」を示す
院内における人間同士の行き違いやトラブルの多くは、「考え方の相違」から発生します。人によって考え方が違うことは当然であり、そもそも「何が正しいか、間違っているか」という共通ルールは世の中に存在しません。
院内における「考え方の正解」を示せるのは経営者・院長しかおらず、示してもいないのに「わかってくれない」と言っていても仕方ありません。
【事例】こんなときどうする!?独自方針を打ち出す分院長
最近、隣町に開業した分院の院長である後藤院長。事業実績にとことんこだわり、交通事故患者の集患に躍起になっている。
効率的に数字を上げるためには、その取り組み自体は悪いことではない。しかし、本院の理念は「地域に根ざした接骨院」を目指しており、住民との長期的な関係構築を図るスタイルが強みである。
後藤院長のやり方は、こうした本院の理念と方向性がずれていると感じる。ところが、本院の理念を明文化しているわけではないので、あくまでその理念を押しつけることはいかがなものかと思う。
一方で、狭いエリアで展開していることもあり、地域からどんな印象で見られているかも気になっている。
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