情報紙HONETSUGI ACADEMY

立体的に深部を刺激 ラグビー矢富勇毅選手体験取材
2018.04.20

立体的に深部を刺激 ラグビー矢富勇毅選手体験取材

選手同士が激しくぶつかりあうラグビー。 柔道整復師として彼の熱意に向き合うとしたら・・・?ぜひ考えてみてほしい。

立体的に深部を刺激 ラグビー矢富勇毅選手体験取材

矢富選手は大学時代にはバックスポジションをすべてこなし、現ポジションであるSHでは、その抜群の身体能力やパワーでフィールドをどこからでも突破していくという、とても有力な選手である。しかし、2015年W杯合宿中の負傷による出場断念など、長年、負傷に悩まされている選手でもあった。そんな矢富選手に対して、我々接骨院業界が何か一助となれることがないのだろうか?事前にヒアリングをさせていただき、矢富選手の悩みを聞き出してみた。読者である柔道整復師の先生方には、もし彼が来院したならばどうするか?をまず考えてみてほしい。

矢富勇毅選手インタビュー

◆激しいぶつかり合いとなるラグビーですが、やはりケガは多いのでしょうか?

ケガは絶えないですね。僕自身も過去に15~6回の手術を行っています。関節でまだ手術に至ってないのは腰と首だけかも。2011年に左右とも前十字靭帯断裂を起こしてから、ケガというものにとても敏感になりました。いろんな治療法や、リハビリ、鍼治療、トレーニング法などを独学で取り入れたり、いろんな方に助言を聞いたりして試してきました。年齢も33歳になり、もともと太りやすい体質でもあるので食事にも気をつけるようになりました。栄養価も含めて妻が考えていつも作ってくれてるんです。

◆2015年W杯合宿での負傷はどのような?

正直なところ、身体が長期間の負荷に耐えることができなかったのではないかと思います。ケガをして腫れてしまって、肉離れを起こしていました。2019年W杯代表入りを目指していますが、若い選手にも身体面で負けないように、この経験を生かして2015年からの成長を見せたいと思っています。

◆今現在、身体の中で気になる部位はありますか?

去年のシーズンの最後に足首を捻挫してしまってますし、膝や腰も気になりますね。一番気になるのは左膝の半月板の変形です。シーズン中で試合が重なると症状も強くなっていくので、その「痛み」さえなんとかなったらなと思います。

取材前に想像していた以上の激しさで、長年ケガとうまく付き合いながらも、あの鋭いパワーをもって結果を残してこられた熱い矢富選手。もしこの悩みが解決し、パーフェクトな身体の状態で試合に臨むことができたら・・・。起こりうる未来は予測するに容易いことでしょう。

そこで今回、ほねつぎアカデミーが誇る、ハイボルト1分間療法の羽田野先生をご紹介させてもらいました。ご存知の方も多いと思いますが、羽田野先生は接骨院ならどこにでもあるような「電気治療器」の可能性を神の技と言えるレベルまで引き出した先生です。今や全国で1400人を超える柔道整復師の先生がその技を目の当たりにし、年々受講者数が増加しています。

ラグビー選手 矢富 勇毅選手 × 1分間療法 羽田野 龍丈

電気治療器は初めてではないらしく、ご自身でも使ったことがあるのだとか。今回、何も説明しない状態で受けてもらいました(ごめんなさい!)。羽田野先生には事前のヒアリング内容を簡単に伝えて進めていただいています。

実際の会話の一部をほとんどそのまま載せてみました。本記事が事実かどうか、矢富選手の反応が本当かどうかは、先生自身が、その目で効果を確かめてくださいね!

ハイボルト療法とその理論。ラグビー界に閃光をもたらすか!?


まずは立位による背屈制限を確認。左腰あたりが詰まる感じがして痛いようだ。
「羽田野先生(以下、羽):なるほど。じゃぁここだね。」
と、座位状態で矢富選手のある1点を10秒ほど指圧。最初だったのもあって思わず叫ぶほどびりびり来たようです。
「羽:よし、これでさっきと同じように背屈してみて。」
「矢富選手(以下、矢):(・・・?)さっきより痛くない・・・?」
「羽:ということは~、しゃがんでみようか。左膝の方が痛いのね?」
「矢:正直言うと両方痛いんですけど、左の方が痛い。」
「羽:さっきの背屈は、自分で変化がわかった?」
「矢:楽に、反れるようになったような。」
「羽:指で押しただけで、それだけ変わるってことは電気入れるともっと変わるよ。」

「羽:腰にも痛みが出てる原因っていうのが、膝以外のところから来てるものがあるのね。手術すれば膝や腰の痛みは取れるんだけど、その原因の方は残ってしまう。だから、膝や腰の痛みがどこから来ているのかを探して、それを無くしてしまえばいい。ちなみに座って立ったら膝が痛いっていう人は大体元の原因の場所って決まってる。ここ。」
両側から、ES5000※で挟み込んで立体的に深部へ1分ほど電流を流す。電気が流れた瞬間に指よりもびりびりと来たとのこと。
「羽:はい、じゃぁまた立って背屈してみて。膝の痛みどうなった?」
「矢:・・・右は、ないですね。左はつまりがある」
「羽:じゃぁ、しゃがんでみて。」
「矢:・・・座りやすい。」
「羽:左の膝は?」
「矢:・・・少し、この辺がつっぱる」
「羽:さっき当てたところが、インナーマッスルの〇〇〇というところで、ここがよくなれば今くらいまで膝の痛みがなくなるよ。」

このあと、羽田野先生には説明を交えながら各々1分ずつの電流を、膝や腰の痛みのもとと思われる箇所へ、少しずらしながら3か所に流していった。
「羽:おし、これで起き上がってみて、背屈してみよう。最初が10だとして今の痛みはどれくらい?」
「矢:6か5くらい」
「羽:しゃがんでみて、ひざの痛みは?」
「羽:ということは、6割7割の膝の痛みの原因は〇〇〇ってことだよね。」

羽田野先生の言うとおりに変わっていくことに矢富選手は首を傾げつつも、最後の方では質問が挙がっていました。取材後に、「これまでやってきたことが、逆に腑に落ちた。もしかしたら同じ理論を使っていたのではと思うものがあった。」とおっしゃっていました。

羽田野先生の理論がもしこの通りだとしたら、もしかしたら日本のスポーツは飛躍的に伸びるのではないかと思った取材となりました。

【取材時使用機種】
ES-5000:立体動態波(R)モードをはじめとした6種類の電気刺激モードを搭載した干渉電流型低周波治療器組合せ理学療法機器。
ES-4000:4CH独立操作の電気刺激治療器。

【日本開催】2019ラグビーW杯に向けて、矢富選手からラグビーの見どころや楽しさを聞きました

僕が始めてラグビーの面白さに触れたのは、中学3年のとき。実は、父親※がずっとラグビーをしてて、ほぼ強制だったんですけど(笑)
最初、ラグビーのことなんて全く知らない状態で、試合形式で自由にやらせてもらったんです。
その時の、自分の身体でボールを守って抜いてそしてトライまで持っていく、その快感がほんとに面白くって。
実は他の球技は苦手なんですけど、ラグビーはボールと一体というか、扱うという感じではないというか。
身体をぶつけ合ってひとつのボールを激しく追い求める、そんな場面も面白いと思います。
格闘技が好きな人にもおすすめしたいですね。
試合に臨む15人ずつのチームの中で、160cm位の選手が180cmとか体格差のある選手に対して同じようにぶつかり合っても負けなかったりする。
希望を与えられるようなスポーツだと思ってます。
そんなラグビーの魅力をぜひ見てほしいと思います。

※父親である義則さんは、京都の古豪である花園高校、中央大学、京都市役所でラグビーをプレーし、洛陽工業高校ラグビー部の監督を11年務めた方。


矢富選手、ありがとうございました!

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