接骨院白書WHITE PAPER

2011.09.29

柔道整復師に関する質疑応答

2011年8月11日の参議院予算委員会において、民主党議員大島九州男氏が柔道整復師に関する質問もされております。その柔道整復師に関する質疑応答について、今回頂戴できましたのでご紹介いたします。

2011年8月11日の参議院予算委員会において、民主党議員大島九州男氏が柔道整復師に関する質問もされております。その柔道整復師に関する質疑応答について、今回頂戴できましたのでご紹介いたします。このたびの震災におけるDMAT―Disaster Medical Assistance Team(災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)―の活躍がありましたが、今後このような事態において、柔道整復師もDMATとして活躍できるのではないかというものでした。また、不正に関する取締り・適正化に関しても題材としていただいています。


参議院予算委員会内における柔道整復師に関する質疑応答
大島九州男議員

まず、被災地に行きまして、いろんな状況がありました。まずは、震災直後に多くの方がお亡くなりになり、その方を救うためにDMAT、緊急時の命にかかわる初動体制でありますDMATが活躍をしていただきました。そして、私は被災地に行きますと、避難所に鍼灸、あんま、マッサージの人や柔道整復師の人たちが、いろんな活動をされている方に、何で我々はDMATに入れないんだと。緊急のときに我々は、骨折、脱臼、捻挫、打撲とかいうところにしっかりと仕事をしたいんだということをおっしゃって、なるほど、そうだな、何で入れないんだろうというのを確認しましたら、災害派遣の医療チームであるDMATの役割は、緊急救命、まさに気道確保や、すぐに命にかかわる人たちを救うために派遣される医療チームであるということを教えていただきました。なるほど、それはDMATの中に骨折、脱臼とか、すぐ命にかかわるような人たちの中に入るのは、それはちょっと違うなというふうに思いました。
まさにこれは、DMATが活躍するその後に、これも一つの例ですが、統合医療という今言葉が少しずつ出ております。鳩山さんも統合医療という一つのあれを所信表明で言いましたが、この統合医療のチーム、インテグレートのIを取ってIMATとかいうような形でチームをつくることによって、被災した後のいろんな人たちの未病、予防に対するチームなんかの創設をしていくことは大変必要じゃないかというふうに考えるわけですけれども、それについて細川厚労大臣、見解をお願いいたします。

国務大臣(細川律夫氏)

災害時におきまして、急性期を脱した後、柔道整復師、あるいはあんまマッサージ指圧師、あるいははり師、きゅう師の皆さん方が施術を行いまして、被災された皆さんにいろんな形で施術等をされるということは、これは被災された方々にとっての健康に大変重要なことだというふうに思っております。今回の東日本大震災におきましても、柔道整復師の皆さんなど、いろんな多くの方が被災された方々のところに出向かれましてこれをされたということを私も聞きまして、感謝いたしているところでございます。
そこで、御指摘の柔道整復師等で構成されますチームの派遣というこの仕組みについての御提案でございます。今回の災害での現地の皆さん方の御要望もお聞きをいたしまして、その必要性について検討をしてまいりたいと、このように考えております。

大島九州男議員

ありがとうございます。
私どもも勉強不足でDMATのことが分からなかったように、結構誤解というのがあるんですね。誤解といえば、今言われました統合医療というものについても、制度がはっきりしていないから、エビデンスがないから、そしてまた柔道整復師の業界においても、整骨院に行ったら、保険が利くマッサージ屋さんがあるよなんといってこの療養費が不正に使われているというような現状もあるんです。といいますのも、これは一つの制度がしっかりとしていないがために国民が誤解をしているんです。まさにその誤解を助長するような営業をして、なおかつ不正に加担をしているような実はそういう人もいる。
全てが皆すばらしい訳ではないけれども、そういう誤解を利用するようなことが行われるのは制度が不備があるからだというふうに私は感じておりますので、本来、そういう部分については厚労省がしっかりとした制度の抜本改革と、不正に対しては厳しい指導をすべきだというふうに考えておりますけれども、大臣、御見解をお伺いしたいと思います。

国務大臣(細川律夫氏)

委員が御指摘の柔道整復の施術につきましては、保険の対象となっておりますのは急性又は亜急性の外傷性の骨折、脱臼、打撲、捻挫でございまして、内科的原因による疾患、単なる肩凝りとかあるいは筋肉疲労は対象とされておりません。
厚生労働省といたしましては、保険者の協力を得まして、保険の対象となる施術について、どの行為が対象になるかどうかということについては、これは国民の皆さんに保険者の協力も得まして周知してまいりたいと、このように考えております。
また、架空請求などの不正請求につきましては、これは不正でありますから私どもとしては厳正に対処しなければというふうに思っておりまして、保険者やあるいは審査支払機関と、こういうところと連携をしながら柔道整復師療養費の適正化に努めてまいりたいというふうに思っております。

大島九州男議員

ありがとうございます。
まさしく当たり前な話でございますから、不正は厳しく、そして制度が不備なところについてはこれからしっかりと制度改革を含めた改革を一緒に進めさせていただきたいということを確認させていただいて、次へ行きます・・・


以上が当日の質疑応答の内容です。
制度や適正化へは、我々柔道整復師たちも一丸となって進めていくべきものと思います。今後ますます、規制も取り締まりも厳しくなっていくでしょう。ですが、それは当然あるべきはずであったものを、正しい位置へ戻そうとする動きです。この動きは、「接骨院」や「柔道整復師」に対する信頼への重要な動きとなります。まずはこの信頼がなければ、誰も利用してはくれなくなるでしょう。「柔道整復術」という日本古来の技術は、本当に素晴らしい技術です。今後、国内だけではなく海外へもこの技術の素晴らしさを伝えていくためにも、みなさん、この動きに積極的な姿勢と行動を以って取り組んでいただきたいと思います。

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