接骨院白書WHITE PAPER

2012.03.30

厚労省、美容クリニックの施術前後写真などのウェブサイト掲載を禁止へ

美容クリニックの施術前後写真、いわゆる「ビフォーアフター」の写真をウェブサイト上に掲載することを禁止する方針が、2月中旬に厚生労働省より定められたことはご存知でしょうか。

いわゆる「ビフォーアフター」の写真をウェブサイト上に掲載することを禁止する方針

美容クリニックの施術前後写真、いわゆる「ビフォーアフター」の写真をウェブサイト上に掲載することを禁止する方針が、2月中旬に厚生労働省より定められたことはご存知でしょうか。

限られた成功例を誇張する施術前後の写真や患者の体験談の掲載の禁止、また優れた医療機関と誤認される「芸能プロダクション提携クリニック」や費用の安さを過度に強調する「キャンペーン今だけ○○円」などといった表現が規制されます。

指針では、術後の痛みや副作用、必ずしも期待通りの効果がない場合があることなど、リスクも知らせるよう求めています。

雑誌に関しては、数年前からビフォーアフターの写真に関しては、一切禁止とされていました。厚労省は、2012年度中に、これまで対象に含まれていなかったウェブサイト上の掲載も禁止する方針です。
現在、国民生活センターには、身体に傷が残ったり痛みがあったりするという内容の相談が多く寄せられています。施術後、広告の価格とは大幅に異なる代金を請求されたというケースも。
こうした実情を踏まえ、内閣府の消費者委員会が昨年11月に、利用者を対象に行ったアンケート調査では、美容クリニックを選ぶ際の情報収集方法のトップに「友人・知人の話」が39%。
次いで「HP」が38%と、「フリーペーパーやタウン誌」の11%を大きく上回りました。

また、選択の決め手となった情報のトップでは、「体験談」が37%、次いで「施術前後の比較写真」が22%という結果に。こうした情報を広告に掲載するのは医療法違反となるのですが、規制対象外のHPには堂々と掲載されているのが実情でした。

今回、厚労省が規制に乗り出したのは、そうした宣伝に関するトラブルの増加、および情報収集の媒体推移にあったようです。
なお、厚労省の医療広告ガイドラインに関するQ&Aには、「治療結果の分析を行っている旨及び当該分析の結果を提供している旨については、広告をすることが可能」とあります。
こうした広告規制の波は、いずれ接骨院業界にも流れてくると思われます。規制の波に飲み込まれてしまわないよう、本格的に経営方針を見直す時期に来ているのではないでしょうか。

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