情報紙HONETSUGI ACADEMY

院を創る5つの極意(2)
2012.03.26

院を創る5つの極意(2)

ほね大情報誌第10号のテーマは「院を創る5つのポイント」。「導客」「コストパフォーマンス」「BGM」についてそれぞれのプロから5つのポイントを伺いました。~コストパフォーマンス5つの視点~

活躍者から学ぶ店舗作りのポイント

─ 接骨院(整骨院)・鍼灸院の施工実績を数多くお持ちですよね
これまで多くの接骨院(整骨院)・鍼灸院の施工をさせていただきました。その中で、もちろん失敗も数多く経験しましたが、それがいい経験となって今の僕ができています。特に接骨院(整骨院)・鍼灸院は保健所の検査基準を満たす必要がありますから、その中でいかにオーナーの希望を埋め込んでいけるのかを常に考え、そのうえでコスト面の提案もさせていただきます。

―患者さまの視点に立つ5つのコストパフォーマンスとは
1つ目は「現場調査」。一番重要なのがこの現場調査です。配管、室外機、排水などチェックすべき項目はそれこそたくさんあり、基準に満たなければ開業できないことや、あると思ったものが使えなくて費用が膨大にということもありえます。業者を選ぶ時にも現場調査は確実に行っていただいてください。
2つ目は「工期短縮」。当然、工期が長いほど家賃がかかります。調査が不十分だったために余計なトラブルが生じ、工事がストップすることも。事前の調査はやはり必須といえます。
3つ目は「施術効率」。スタッフの歩数をできるだけ少なくする配置を考えます。歩数だけではなく、例えばベッド周りのコンセントの位置を変えるだけでもかなり違いますよ。
4つ目は「顧客誘導」。受付から待合、問診、施術と患者様に自然と進んでいただける空間を作ることで、パフォーマンスを上げることができます。他にも待ち合いを窓の傍に置くことで、お待ちの患者様は明るい外の光を受けることができますし、外から人がいることが見えることで入りやすくなるポイントにもなります。
そして5つ目が「居心地」。せっかく来院していただいても居心地が悪いと、また来たいとは思わないでしょう。たとえば、接骨院(整骨院)・鍼灸院では男女共有のお手洗いが多いですが、患者層の多くを占める女性の視点で見ると別にしてほしいところです。高齢者や車椅子の方のためにスペースが許す限り広めに作るのもいいでしょう。手すりを付ける、手洗い場を付けるなどこだわりを持って作ることで院全体のイメージがアップするんです。患者様の視点に立って考えることが重要ですね。

希望に沿った施工を

─ 接骨院(整骨院)・鍼灸院の希望に添えるよう施工をされているのですね
せっかく接骨院の施工を数多くさせていただいていますから、この経験を次へ次へと活かしながら施工しています。照明ひとつとっても全てを明るく照らす必要はないですし、イメージとかけ離れた明るさ・暗さでは意味がないでしょう。もちろん基準を満たす必要がありますから、お受けできないご要望もありますが、代替案を提案するなどできるだけ対応させていただいています。



─ 施工において重要視していることは
挨拶周りでしょうか。工事期間中は意外と周囲の注目の的となっていて、施工中にはよく「何ができるの?」というお声をいただきます。もちろん騒音などでご迷惑をおかえけしますから挨拶は必須ですが、僕の場合は接骨院ができるんですよという情報をできるだけ多くお伝えするようにしているんです。
工事中はお弁当であったりと何かとお世話にもなりますし、何ができるかわからない騒音より、完成後を心待ちにしていただくためにも僕の中では重要なコミュニケーションとなっていますね。
事前告知の一環としてオーナーから逆にご要望いただくこともありますよ。オーナーのコンセプトをいただければ「接骨院ができる」ではなくて、「○○してくれる接骨院ができる」と一緒にお伝えすることができるので嬉しいですね。

─ ありがとうございました
今回は鍼灸接骨院の、インパクト・コストパフォーマンス・BGMの観点からそれぞれ取材しました。
市岡氏とアトラデザインの付き合いは長く、工事期間中に接骨院の施工者として周囲に気を配っていただいており、私達も一緒に挨拶周りさせていただくこともあります。(アトラデザイン 石田 由利恵)

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