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施術のゴールは「痛みの緩和」だけではありません。
2018.02.12

施術のゴールは「痛みの緩和」だけではありません。

施術のゴールをどこに設定していますか?患者さまが訴える「痛みの緩和」だけに留まっていませんか?

病気にかからないための「予防」の重要性

接骨院には毎日何かしらの「痛み」を訴える患者さまが来院されます。一昔前の接骨院であれば、その痛みを楽にしてあげることがゴールであったのではないでしょうか。しかし近年、健康に対する意識も高まり、病気にかかってから接骨院に来るのではなく、病気にかからないための「予防」の重要性が高まってきていると言えます。

一歩先行く施術者になるために

厚生労働省が2013年に行った調査によると、日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳、健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳というデータが出ています。介護が必要な場合や寝たきりの状態など、自立した生活を送ることのできない期間が、男性は約9年、女性は約12年あるということです。

「Quality Of Life(QQL)」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。これは「一個人が生活する文化や価値観の中で、目標や期待・基準・関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識」と定義されています。

長寿となったこの時代、できるだけ長く自身の健康を維持したいという思いが強まっていると考えられます。そんな中、私たち柔道整復師は一体何ができるでしょうか。

患者さまの痛みを楽にすることは、もちろんアプローチしていくべきことです。しかし今は、そこで満足する時代ではなくなりました。私たち施術家は、国家資格を持っているからこそ患者さまの身体を施術することができます。逆に言えば、患者さまの身体を施術することができる限られた人間であるということです。

わたしたちは身体のプロだからこそ、いち早く患者さまの身体の変化に気づくことができます。本人もまだ気づかない、これから痛みの原因となる変化をお伝えすることができるかもしれません。

そのためにもまずは、施術のゴールを「痛みの緩和」だけではなく、どこに設定するのかをしっかり見極めることが重要です。


(参考)
厚生労働省「簡易生命表」2013
厚生労働省「簡易生命表」「人口動態統計」「国民生活基礎調査」2013年、総務省「推計人口」2013

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