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ゲスト・エキスパート

鈴木 拓
鈴木 拓 Suzuki Taku
地域コミュニティーづくりのプロフェッショナル
平均寿命と健康寿命の差を縮めたい
「日本一元気な地域をつくる」「人々の喜びと幸せの創造」という理念を掲げ、接骨事業で現在20院を展開するさくらメディカル株式会社。代表である鈴木氏は、独自のノウハウで地域コミュニティーをつくり、健康寿命の延伸に取り組んでいます。


◆誰一人取り残さない社会のために

高齢化が進む中、独り暮らしのお年寄りの数も年々増加しています。このような方々が孤立せず元気に過ごせるよう、地域において新しいコミュニティーを作ることがやりがいだと語る鈴木氏。コミュニティーづくりの一環として開催した体操教室では、お年寄りの方々が大きな声で笑い合い、会話をし、回数を重ねるごとに次第にみんなでお茶を飲んだり遊びに出掛けたりするようになるそうです。参加者から「この教室に参加して友達ができた」と聞くことが何より嬉しいそうです。そして、イベント参加者の約半数は、自然と鈴木氏の施術所に足を運ぶようになっていきます。健康教室の噂を聞きつけ、行政からイベント開催依頼も引っ切り無しに来るのだとか。そうした患者さまの嬉しい反応は、スタッフたちにも波及し、“身体のみならず心をも診れる施術家になれている”という自尊心が芽生えるのだそうです。

根底にあるのは「地域の人々に幸せになってもらうこと」。そのために、自分たちが持つ知識と技術をフル活用しなければならないと鈴木氏は語ります。健康を保つためには、筋力と柔軟性が何より大切です。そのためには、同じ目的に向かって頑張れる仲間がいて、能動的に楽しく運動できる環境を作ることが使命なのだと鈴木氏は考えます。


◆寮長のような存在になりたい

鈴木氏は社員へ向け、「すべての患者さまに対して、自分の家族と同じように接しているか」と問い掛けます。「父親に親孝行できなかったことが心残り」と語る鈴木氏。自分のもとへ通ってくれる患者さまや社員に対しても同じように後悔したくないため、「自分の家族と同じように接している」のだそうです。この考え方をベースに、日々患者さまや社員ととことん向き合っています。社員の表情や声の張りなどのわずかな変化を感じ取る感性と、悩んでいる社員がいればどこへでも駆け付けるフットワークの軽さ。決して偉ぶるのではなく、「同じテーブルを囲んで食事をする“寮長”のような存在」を目指しています。


◆社員200名に対し、離職率はたったの2%

さくらメディカル株式会社には200名近い社員がいますが、離職率は2%以下と、労働集約型の接骨院業界では他に類を見ないほどの定着率で、強い組織を構築しています。

例えば街頭でチラシを配布をする際、ほとんどの院では新人スタッフに任せているのではないでしょうか。しかし、鈴木氏は「手が空いているなら自分が行く」と話します。その理由は、チラシ配布の目的、思い入れが違うからだと言います。「少しでも早くチラシを配り終える」ことが目的ではなく、足が痛そうな人を見かけたら声を掛けるなど、本質的な目的を叶えたいからだそうです。

「離職を防ぎたければやることはひとつ。施術の楽しさを教えることです。新人スタッフの役割は、たくさん練習し、少しでも早く技術を身につけること。自分にできることは、患者さまから『ありがとう』をできるだけたくさんもらえる環境を作ってあげることだと思っています」。


さくらメディカル株式会社 代表取締役
接骨事業で現在20院経営。
「日本一元気な地域をつくる」「人々の喜びと幸せの創造」という理念を掲げ、地域貢献のため様々な「健康体操教室」を仕掛けている。2018年の開催実績は合計1,217回。参加人数はグループ院全体で延べ19,321人。
参加者の約半数は自然とさくらメディカルグループ院へ通う患者さまとなっている。「健康体操教室」を開催すると、100%と言っても過言ではないほど継続開催の依頼が来る。口コミによる紹介も多数。

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