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ゲスト・エキスパート

十亀 誠治
十亀 誠治 Sogame Seiji
失敗と成功の異端児
逆算から生み出す「攻め」の体質
株式会社ONE FOR ALL代表取締役。柔道整復師という資格を守るために法律やルールを徹底的に読み解き、確かな武器へと変えていきます。意気込みと熱意だけは誰にも負けない、という熱い想いで生み出す数字は目を見張るものがあります。


◆昔の体質から抜け出せなかった開業当初
現在は20院を経営する十亀氏ですが、ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。スタッフ5名で初めてオープンした院は、月間レセ枚数約900枚、1億超えを達成しましたが、長くは続きません。多忙な業務に次第に身体がついていかなくなり、「このやり方では誰もが真似できるものではない」ということを実感することになりました。

事業として広げていくために、院の「経営」を実践していかなければならない。そう思った十亀氏は、他院へ経営を学びに行ったこともありましたが、結局、頑張っているスタッフが報われず院長・経営者だけが得をする、優秀なスタッフほど辞めていき人材が育たないなど、昔ながらの体質から抜け出すことはできませんでした。


◆「企業」としての意識 「経営者」であるという自覚
そんな中、十亀氏は知り合いの施術者の紹介で、アトラ営業部長の荒谷氏と出会いました。荒谷氏に「経営者として、一体どこまで行きたいんだ?」と問われ、「企業として接骨院を大きくしたい」と答えたところ「それなら、今のやり方では無理だ」と一刀両断されます。
荒谷氏の「成功している院の真似をしろ」という助言をもとに、十亀氏が求める成果を出している接骨院を見学していくなかで、十亀氏は自身が経営している接骨院が「企業」として成長する必要があると感じるようになりました。

当時50院を展開したアトラの実例から「企業とは何か」を学び、「君は経営者なんだから、スタッフを教育することに一生懸命になれ」という荒谷氏の指摘により、「院長」から「経営者」へ視点を切り替え始めます。


◆ 運営を任せるための教育
2院目をオープンし年商7000万を達成するも、十亀氏はまた壁にぶつかります。それは、十亀氏が運営する院(本院)と、スタッフ(分院長)に運営を任せる分院とでは、運営方法が全く違うということです。企業として、同じ目標を目指すためには、本院・分院のスタッフ、それぞれ違った教育法が必要になることに気づきます。そして、十亀氏がその院にいなくても、幹部、マネージャー、分院長たちが、自ら考え、計画し行動できるように教育する必要がありました。


◆多くの接骨院経営者からの学びで作り上げた「戦略」
その後、アトラが主催した「プレミアム・クラブ」に参加し、より多くの経営者と情報交換を行うことで、今まで勢いとノリだけで進めていたものを一新していきます。組織図や事業計画の重要性を実感し、目標から逆算して考えた長期計画を作り上げました。徹底的な数値管理に基づいた戦略で結果にコミットするようになり、集患を行うための営業部を創設。患者さまが来院するのを「待つ」のではなく、自ら患者さまを呼び込める(集患)体制を作り上げました。その結果、分院を16院まで展開、36歳で年商10億という目標を達成しました。

厚生局や保健所から指摘を受けたこともありましたが、「自分たちの資格は自分たちで守る」という思いで接骨院にかかわる法律・知識を徹底的に勉強し、誠実に対応していくことですべてクリアしていきました。


◆「売上が上がる」ことは、「患者さまの健康寿命が延びる」ということ
十亀氏は、接骨院経営においてぶつかる問題や失敗に対し闘う姿勢を崩さず、決してあきらめずにクリアし、その経験と知識、方策を惜しみなく他社に共有しています。それは「この業界を変えたい、業界の古い体質を払拭したい」という思いが、十亀氏の根底にあるからです。今からは「予防」の時代であり、健康寿命を延ばすサポートを接骨院はしていかなければならないと十亀氏は言います。

「「接骨院にいったら健康になれる」という噂が、地域の人々の間で流れる社会が絶対に来る!」と言う十亀氏。「患者さまを健康にする」という当たり前であり、王道のスタイルで地域の人々に必要とされる接骨院が1院でも増えるよう、十亀氏は自身が持つ武器を最大限に活用し、驚くべきセンスとパワーで圧倒し続けています。