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ゲスト・エキスパート

西口 亮
西口 亮 Nishiguchi Ryo
原点回帰で力を引き出す育成のスペシャリスト
すべての施術の土台”見立て”が変わると結果が変わる

”みる”ことに特にこだわっている西口氏。”みる”には 3 種類があるそうです。
目に映ったものを”見る”。ものを観察する時の”観る”。”観た”結果、何かしらの判断を下す”診る”。
観察した結果、何が身体に起こっているのかを正確に見極め、患者さまにアウトプットすることを何より大切に患者さまと日々向き合っています。

■施術方法が多様化する中で大切にしたい基礎への立ち返り
30 代の西口氏は、ご自身の世代について、10 年ほど業界経験を積む中で、昔ながらの手技中心の接骨院を知る世代であると言います。手技しかなかったからこそ、患者さまの身体を”みる”ことを大切にしていました。そしてこの数年の中で、”姿勢”を軸として機材を用いた施術が業界に拡がりました。西口氏はそんな中で新卒から施術所勤務を始める人が、最初から”姿勢”を軸とした施術を中心として、患者さまと向き合うことに、懸念を抱いています。
「この施術では効果が見られなかった。次はどんな新しい施術を学べばよいだろう?」と次から次へと新しい施術に気を取られてしまう。西口氏は施術効果をきちんと見極める術として、”基礎”への立ち返りを非常に大切にしています。

■多くの施術家の中から選ばれたからこそ「応えたい」
大阪府大阪市をホームタウンとして B.LEAGUE に所属しているプロバスケットボールチーム”大阪エヴェッサ”のトレーナーとしても活動している西口氏。トレーナーを始めたきっかけは、チームのトレーナーである方が腰を痛めて西口氏の整骨院を患者として訪れたという、偶然のご縁であったそうです。先方からチームのサポートとして柔道整復師に入って欲しいとの依頼をいただき、始めたトレーナー活動。最初は右も左もわからず、失敗をしたこともありましたが、西口氏が意識していることは、整骨院で患者さまをみる時と同じく”相手が求めることは何か”でした。「トレーナーさんの意見もあるのに、えらそうに治療をしていたら、今の関係はなかったと思います。まずはよく観察をして、僕らに対して何を求めているかってことを理解しないと。かゆいところに手が届くじゃないですけど。ケアをできる人は探せばいくらでもいますから」。

トレーナーとしての活動では、使う用語が全く違うのだとか。基本的な考え方は同じであるものの、トレーナーとして求められるの”120%のパフォーマンス”を出すためにやるべきことなのだそうです。だからこそ、西口氏も自身の知識を常にアップデートしています。

■健康のために欠かせない運動に必要な”運動意欲”を出させるには
健康のために欠かせない栄養は”食欲”。休息は”睡眠欲”。運動だけは”運動意欲”で、患者さんに運動を勧めても、「面倒くさい」「やりたくない」とネガティブさが出てしまい、これらを取り除きたいと考えた西口氏。”運動をする場所”として導入した事業が”介護事業”でした。今では、地域性を見て、その地域に必要なサービスを考えるそうで、2021 年 5 月には、コロナ禍をきっかけに力を入れ始めていた”訪問事業”を中心とした接骨院として、3 店舗目を開業予定です。

■今後のビジョン
「やっぱり育ててくれた大阪を元気にしたいです」。
地域への貢献が漠然としたビジョンにならないよう、自分たちの努力の指標としているのが”健康寿命”であるそうです。
「大阪府って過去 10 年連続で健康寿命ワースト 10 に入っているんですよね。ワースト 10が 10 年連続って大阪府だけらしくって。それってほぼ不動の 1 位ですよね」と西口氏。「大阪って言っても広いから、8 つある中核市町村にサポート体制を置いて、”この地域ににしぐちがあってよかった”って声を拡げて、結果、大阪府の健康寿命が延びれば、僕たちの仕事やでって言えると思います」。


株式会社 AMBER(アンバー) 代表取締役。大阪府でにしぐち鍼灸整骨院を運営し、2021年 5 月には 3 店舗目を開業予定。”『Health Care Of Amber』健康を通じて生きることに対する前向きな喜びを届けたい”を理念とし、鍼灸接骨院だけでなくデイサービスの併設や、トレーナー活動にも活発に取り組んでいる。